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バケツ稲観察記録

双柳小学校は、飯能市の東部にある住宅地が多い場所に立地しています。全校児童は422名で各学年約2学級ずつの中規模校です。その中でも、5年生は79名と、大人数の学年です。にぎやかで明るく、みんな仲の良い学年です。
5年生では、例年、総合的な学習の時間を活用して、稲作体験を行っています。例年、徒歩20分のところにある田んぼで稲作体験を行ってきましたが、今年は新型コロナウイルス感染予防のため、学校の中庭でバケツ稲づくりに取り組むこととしました。
本校では実に数年振りとなるバケツ稲づくり。しかし、子どもたちも担任も、初めてバケツ稲に取り組みます。成功するかは分からないけれど、みんなで楽しく、一生懸命にバケツで稲を育てていこうと思います。

 

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『バケツ稲観察記録』
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飯能市立双柳小学校

バケツ稲づくりを体験してみて…

2022年03月02日 | 晴れ | 気温℃

  • 肥料 : なし
  • 日当たり : なし

育てて気づいたこと・大変だったこと

当初は、自分たちで育てたお米を家庭科の時間で炊いてみる予定でしたが、コロナ禍のため調理実習ができず、断念をしました。代わりに、給食のときに自分たちで育てたお米を炊いてもらうことにしました。

「普段食べているお米よりも、おいしい!」という声が上がりました。手間暇かけて育てた分、美味しさを感じたようです。

半年かけて育てたお米が、給食1回分(2クラス分)にしかならなかったことに、「お米をみんな分育てるということは、本当に大変なことなんだ…」と改めて実感した様子でした。

水の管理、スズメ対策、脱穀と精米の難しさなど、お米を育てるということは大変なんだと、子どもたちは学習することができました。

感想

今回、バケツ稲に挑戦をしてみて、子どもたちはお米をより身近な存在として感じたようです。

普段何気なく食べているお米のありがたさを改めて感じ、作ってくださっている農家の方々への感謝の気持ちを持つとともに、農業への関心も高まったように感じます。

3学期は、総合のプログラミング学習と兼ねて、各自テーマを決めて「お米の研究」のプレゼンテーション資料を作成し、発表会を行いました。お米を育てた経験があるからこそ、様々な疑問が出てきたようで、子どもたち一人一人が熱心にお米のことについて調べていました。

今後も継続して、バケツ稲を体験していきたいと思います。

お米にしてみよう

2021年10月19日 | 晴れ | 気温℃

  • 水道水
  • 肥料 : あり
  • 日当たり : あり

活動の工夫・対策

牛乳パックを使った脱穀を体験しました。子どもたちは慣れない脱穀に四苦八苦していましたが、段々と慣れていき、上手に脱穀をすることができていました。

この後の「もみぬき」と「精米」はコイン精米でやってみることにしました。

観察の様子(コメント)

1束でどれぐらいのお米がついているか、数えているところもありました。600粒ほどついていたところもあったようです。

残念ながらスズメに食べられてしまっていたところもあり、空になっていたもみもあり、「来年はスズメ対策が必要だ!」とつぶやく子どももいました。

バケツ20個で、収穫できた量が1.5kgほどでした。これをもみ抜きしたところ、1kgまで減り、精米をしたところ800gになりました。精米したての白いお米を見て、子どもたちは感動していました。

もみ抜き前1.5kgが精米後800gに減ったことに、子どもたちは「約半分になった!」驚いていました。普段食べているお米のことがどんな状態のお米なのか、よく分かったようです。

 

稲刈りをしてみよう

2021年10月05日 | 晴れ | 気温℃

  • 水道水
  • 肥料 : あり
  • 日当たり : あり

活動の工夫・対策

鎌を使って丁寧に刈り取りました。

友達と協力して刈り取り、ほどけないようにしっかりと結びました。

束にした稲は風通しがよく、スズメも入ってこれない小屋に干します。

観察の様子(コメント)

予想以上にお米がたくさんできていることに驚いていました。

「バケツでもこんなにお米ができるのか」「これなら家でもお米が作れそう」といった声が聞かれました。

いくつかのバケツ稲がスズメに食べられてしまいましたが、無事に収穫を迎えることができ、子どもたちも充実感を実感していました。

落水してみよう

2021年09月27日 | 晴れ | 気温℃

  • 水道水
  • 肥料 : あり
  • 日当たり : あり

活動の工夫・対策

穂が出始めて1か月以上が経過しました。全体の90%程が黄金色になったので、いよいよ落水です。

穂がだいふ出始めたあたりから、どこからともなく「チュンチュン」と聞こえてくるようになり、人影がなくなると彼らが食べにやってきました。

ネットをかけて、光るものをぶら下げていたのですが、彼らはすき間を見つけては入り込み、そして、ネットの外側からも食べにやってきました。残念なことに全体の1/4は食べられてしまいました。

観察の様子(コメント)

落水する前は長雨だったので水やりもほとんどできていなかったため、久しぶりにバケツ稲を見た子どもたちは「こんなにお米ができている!」と驚いていました。

スズメに食べられてしまったバケツ稲を見て、「案山子が必要だ!」「家の近くの田んぼにCDがたくさんかざられてたよ」と子どもたちは主体的にスズメ被害の解決策を出し合っていました。この解決策は来年度以降に役立てていきたい思います。

 

出穂・開花

2021年08月10日 | 晴れ | 気温℃

  • 水道水
  • 肥料 : あり
  • 日当たり : あり

活動の工夫・対策

夏休み中もバケツ稲に水やりを欠かさずに行います。子どもたちが一生懸命に育てているバケツ稲を枯らすわけにはいきません。

 

 

観察の様子(コメント)

ふと気が付くと、出穂していました。そして、いくつかの穂には可愛らしい白い花が咲いていました。

日が経つにつれて、穂や花が増えていきました。

真夏のためか、満水にしていても1~2日でバケツの水が空になります。今年の夏は緊急事態宣言中のため、旅行にも行けないため、ほぼ毎日、土曜日も日曜日もお盆休みも学校に来て水やりをしました。水やり、楽しかったです。

中干ししてみよう

2021年07月19日 | 晴れ | 気温℃

  • 水道水
  • 肥料 : あり
  • 日当たり : あり

活動の工夫・対策

夏休みに入る前に中干しを行いました。

バケツは水も入っているせいかかなりの重さでしたが、みんな友達と協力をして中干しをしました。

 

観察の様子(コメント)

この頃になると、茎も丈夫に、本数もかなり増えてきました。

 

間引きしてからの観察

2021年06月21日 | 晴れ | 気温℃

  • 水道水
  • 肥料 : あり
  • 日当たり : あり

活動の工夫・対策

段々と大きくなってきました。

気温も暑くなってきたので、水がなくならないように、毎日の水やりも欠かさずに行っています。

 

 

観察の様子(コメント)

毎日の水やりは大変なようですが、生長を実感できているようで、子どもたちは楽しみながら水やりを行っています。

 

 

 

間引きしてみよう

2021年06月08日 | 晴れ | 気温℃

  • 水道水
  • 肥料 : あり
  • 日当たり : あり

活動の工夫・対策

生長の良いものを5本選んで間引きをします。  

根っこが切れないように、慎重に優しく扱います。

 

観察の様子(コメント)

子どもたちは、なぜ間引きをしなといけないのか疑問に感じていたようですが、間引きをする意味を知ると、納得しながら間引きをしていました。

 

バケツに植えてからの観察

2021年05月25日 | 晴れ | 気温℃

  • 水道水
  • 肥料 : あり
  • 日当たり : あり

活動の工夫・対策

土が乾かないように注意しながら生長を見守ります。乾いていたら、少し水を与えます。       

 

 

観察の様子(コメント)

日に日に大きくなり始め、一日一日と生長を実感してきました。

 

バケツに植えてみよう

2021年05月17日 | 晴れ | 気温℃

  • 水道水
  • 肥料 : あり
  • 日当たり : あり

活動の工夫・対策

作った土がしっかりと水分を含んだ泥になるように、水分を調節しながら泥にしていきました。        

芽が出た種もみを深く入れすぎないように気を付けながらバケツに植えていきました。

子どもから「花壇の土で植えたらどうなるの?稲は育つの?」と疑問が生まれたので、花壇の土でも育ててみます。

観察の様子(コメント)

泥を作る際、水を入れすぎないように慎重になりすぎたためか、水が少なかったり、逆に多くなり過ぎてしまったり、苦戦しながらも何とかすべてのバケツに植えることができました。

せっかく芽が出た種もみをスズメに食べられないように、シートをかぶせます。