新執行役員に聞く所信表明

令和8年6月17日に新執行役員として「粕谷紀仁 代表理事組合長」・「永倉良一 代表理事副組合長」・「金子政雄 専務理事」が就任いたしました。
今号の特集では、3人の人となりや農業を取り巻く課題への想いなどをお話いただいたものをまとめてご紹介いたします。

代表理事副組合長

氏 名

永倉 ながくら 良一 よしかず

座右の銘、好きな言葉、モットーなど

「雲外蒼天」

略歴

1958年生まれ
2020.6 JAいるま野理事
2026.6 JAいるま野代表理事副組合長

代表理事組合長

氏 名

粕谷 かすや 紀仁 のりひと

座右の銘、好きな言葉、モットーなど

「言葉や文字では人は動かせない」

略歴

1968年生まれ
2017.6 JAいるま野理事
2020.6 JAいるま野地域理事代表
2026.6 JAいるま野代表理事組合長

専務理事

氏 名

金子 かねこ 政雄 まさお

座右の銘、好きな言葉、モットーなど

「誠実であること」

略歴

1964年生まれ
2022.4 JAいるま野事業戦略室部長
2023.6 JAいるま野常務理事(営農・資産管理事業担当)
2026.6 JAいるま野専務理事

代表理事組合長

氏 名

粕谷 かすや 紀仁 のりひと

座右の銘、好きな言葉、モットーなど

「言葉や文字では人は動かせない」

略歴

1968年生まれ
2017.6 JAいるま野理事
2020.6 JAいるま野地域理事代表
2026.6 JAいるま野代表理事組合長

代表理事副組合長

氏 名

永倉 ながくら 良一 よしかず

座右の銘、好きな言葉、モットーなど

「雲外蒼天」

略歴

1958年生まれ
2020.6 JAいるま野理事
2026.6 JAいるま野代表理事副組合長

専務理事

氏 名

金子 かねこ 政雄 まさお

座右の銘、好きな言葉、モットーなど

「誠実であること」

略歴

1964年生まれ
2022.4 JAいるま野事業戦略室部長
2023.6 JAいるま野常務理事(営農・資産管理事業担当)
2026.6 JAいるま野専務理事

司会:役員就任にあたり、これからのJA事業を展開する上で、いくつかお考えをお聞かせ願えればと思います。

♦国際情勢の不安定化による資材費の高騰や労働力不足、後継者問題など農家経営は多くの課題を抱えておりますが、これらに対してそれぞれお考えをお聞かせください。

粕谷組合長:こうした課題については、私自身も農業を営んでいるため身に染みて憂慮すべきことだと感じています。国際情勢の不安定化に伴う資材費の高騰などは対外的な要因が多くすぐに打開できるものではありませんが、先般、県農協農政対策委員会にも農政課題の一つとして支援を要請しています。今後も県や国と連携を図りながら取り組みを進めていきたいと考えています。
また、後継者問題についても重要なのは「稼げる農業を目指すこと」だと思っています。農家の所得向上に向けては、生産コストの価格転嫁などの課題がありますが、JA管内の特色である「生産地と消費地が近接していること」を活かし、生産者と消費者をつなぐ取り組みを強化することで、後継者が農業を継ぎたいと思えるような環境づくりを支援していきたいと考えています。

永倉副組合長:私も組合長と同じく資材費の高騰などは、国や県に対して働きかけを行うことが重要だと思っています。また「共同購入」や「農業機械の共同利用」を行うことがコスト低減につながるのではないかと考えています。
労働力不足については、今後の農業を見据える中で大きな課題であると感じています。AIやICTなどの技術は急速に進歩していますが、農業は「人」だからこそできる仕事が数多くあり、そのための人材は欠かせません。多様な人材の確保に加え、農作業受託組織の充実化を図り、地域全体で農業を支える体制づくりが重要だと思います。
こうした体制を整えるとともにICTを活用したスマート農業も併せて推進することで、生産者の負担を軽減し、持続可能で活力ある農業を実現していく必要があると考えています。

金子専務:私もお二人のご意見には同感です。農業を取り巻く環境は目まぐるしく変化し、厳しさを増しています。そのような中で労働力不足や後継者問題を考える上で重要なのは、農業を「魅力ある産業」にすることだと思います。そのために必要なのは、農業で安定した所得が得られることです。資材価格が高騰する一方で販売価格が追い付かなければ、農業経営は成り立ちません。だからこそ「生産コストを踏まえた適正価格の実現」は必須であり、組織として取り組んでいく必要があると考えています。
また、農業を魅力ある産業にするためには、休日が確保できる働き方や仲間とのつながりなど生活にゆとりを持てる環境づくりも大切です。そういったサポートも含め、JAとして支援を行っていけたら良いと思っています。

司会:農業の未来を見据え、組合員の所得向上と地域農業のさらなる発展を目指し、我々も真摯に取り組んでいきたいと思います。

それでは次の質問に移ります。

この度、JAいるま野は合併30周年を迎えました。次の10年、またその先の未来に向かっていくために、改めて役員就任にあたっての所信表明をお願いします。

粕谷組合長:まず、JAいるま野が合併30周年という節目を迎えることができたのは、地域の皆さまをはじめ、関係機関や歴代の役職員の方々による長年にわたる温かいご支援とご協力の賜物であると感じています。
JAいるま野が次の10年、そしてその先の未来へ向かっていくためにも、理念である「人に優しい豊かな地域社会を目指して」を実現するべく、農業の担い手である組合員が一人でも増えるような取り組みを行っていきたいと考えています。繰り返しになりますが、そのために重要なのは「稼げる農業」ひいては「農作物の適正価格の実現」です。米や野菜、果樹など農作物全般が再生産できる価格で取引が行えるよう国や県などに働きかけていき、地域農業が発展できるように取り組んでいきたいと思います。

永倉副組合長:JAでは、中長期事業戦略プラン「IRUMANO Vision 2033」にある4つの経営ビジョンを軸に事業を展開しています。そのビジョンでも謳われている「組合員のくらしを豊かにするJA」として、農業経営の安定に向けた相談活動や後継者問題の解決に向けた支援を展開することで「地域に必要とされ、地域に愛されるJA」を目指したいです。
また、農業の応援団である准組合員を増やすための活動や地域に根差した協同活動を実践し、総合事業を営むJAとしての役割を果たすべく全力で取り組んでいきたいと思っています。

金子専務:社会は想像以上のスピードで変化しています。生成AIなどの技術の普及や消費者ニーズの多様化、物流改革など社会構造が大きく変わる中で、これまでのやり方をただ続けていくだけでは対応できません。これからは「変えること」「変わること」に躊躇ちゅうちょせず、新たなことに挑戦していく姿勢が今まで以上に重要となります。組合員の方や職員の意見に耳を傾け、事業活動をさまざまな角度から見直すことで、「組合員の暮らしを豊かにする事業」を展開していきたいと考えています。
本当に求められている支援を形にし、組合員や地域住民からも信頼されることで、地域とともに成長するJAであり続けたいと思っています。