児童らとともにサツマイモ苗を定植する谷さん。
作業を優しく見守ります。
――就農から現在までの状況をお聞かせください。
現在は就農5年目で、サツマイモやジャガイモ、ダイコンなどを中心に季節野菜を43アールの面積で栽培しています。栽培した農作物は、体験農業の利用者や福祉施設、軒先で販売をしています。
元々農家の家系でしたが、学生時代に父を亡くし、近所の農家の方に耕作を委託していました。その後、ふじみ野駅周辺や国道254号沿いの土地区画整理事業で開発が進む中、代替地として取得した農地で、関心があった福祉と連携した農業を行いたいと思いスタートしました。現在は、農福連携の体験型農業で障がい者の方や学生サポートの方など多くの仲間とともに農作物を育てています。まだまだ駆け出しですが、試行錯誤をしながら、地域の支えになるように頑張っていきたいですね。
障がい者施設の関係者と大学生のサポーター(左)。
農業をする上で欠かせない大切な仲間たちです。
――農業への想いを教えてください。
今、農地の集約化や大規模化が叫ばれる中、いかに街中の小規模農地を守っていくかも問われています。
私の農地は住宅地にあり、地域住民の方が集まりやすい環境にあります。そうした特性を活かし、農業を通じた「心と身体の健康づくり」や「環境保
全」などに取り組むことで、地域コミュニティの創出や活性化に繋げていきたいと思っています。まさに都市型農業の多面的機能の活用です。植え付けや収穫体験を通じ、利用者の方の心がリフレッシュされ、笑みがこぼれたときが私にとって一番の収穫ですね。
今後は野菜以外にも果樹の収穫体験もできるように夢を膨らませています。