収量・品質向上へ!病害虫の防除についてご紹介します

近年、気象条件の変動により、サトイモの疫病やネギの白絹病の発生などが懸念されています。被害拡大を防ぐには発生を見据えた予防と的確な防除が重要です。今号では、安定生産に向けて、各病害虫の発生条件と対策、農薬の使用時に押さえておきたい注意点などをご紹介いたします。

サトイモのコガネムシ対策について

6月からのコガネムシの活動は?

コガネムシ類は越冬した幼虫が初夏から秋にかけて成虫となり活動し、この時期に産卵が行われ、その後ふ化した幼虫が土中でサトイモの根や子イモを食害します。
発生の流れを把握し、適期に対策を講じることが重要です。発生の傾向と防除の目安は下図の通りです。

特に、幼虫による食害が増える8月からは徹底的な予防対策が肝心!

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オンコル粒剤5

  • 使用量 6~9kg/10a
  • (※9kgの投入推奨)
  • 生育期、収穫60日前まで
  • 使用回数 1回
  • 株元土壌混和

価格3,550円(税込)

フォース粒剤

  • 使用量 9kg(土寄せ時登録)
  • 土寄せ時、収穫30日前まで
  • 使用回数 1回(土寄せ時)
  • (※別途、植付時は1回)
  • 株元土壌混和

価格3,380円(税込)

※農薬登録及び価格は令和8年4月1日時点の内容

サトイモ疫病の防除対策について

疫病に感染すると?

葉柄に感染すると葉に病斑が生じ、倒伏により葉枚数が減少・減収となり、種芋にも感染します。感染した種芋は土中で腐敗し伝染源となります。(種子伝染の恐れ)

発病条件

6~9月の涼しくて雨が続く気温20℃~25℃、平均湿度90%以上の『ジメジメ気象』が発病しやすい条件です。

気象庁 3か月予報(2026年4月21日発表)

  • 東日本太平洋側
  • 平均気温(向こう3か月)高い見込み
  • 降水量(向こう3か月)平年並の見込み

対策

3か月予報から→令和8年も疫病には要注意! 予め対策をしましょう!
(以下、推奨パターン)

①ダイナモ顆粒水和剤
(6月中旬)

価格4,060円(税込)

  • 希釈倍率 2,000倍
  • 収穫21日前まで
  • 使用回数 3回以内
  • アミスルブロム 3回以内
  • シモキサニル 3回以内

②ピシロックフロアブル
(7月中・下旬)

価格3,463円(税込)

  • 希釈倍率 1,000倍
  • 収穫前日まで
  • 使用回数 3回以内

③ダイナモ顆粒水和剤
(8月下旬)

価格4,060円(税込)

  • 登録内容左図①参照
  • ※無人航空機の登録
  • (ドローン等)は別途

※農薬登録及び価格は令和8年4月1日時点の内容

ネギの白絹病の防除対策について

白絹病に感染すると?

地際部から白い綿状の菌糸が広がり、見た目でも分かりやすい初期症状がでます。進行が早く、数日~1週間程度で枯れることもあり、やがて褐変腐敗・倒伏してしまいます。

発病条件

夏期の高温(25~35℃前後と幅広い)、平均湿度80~90%以上の「多湿」になることが発病しやすい条件です。

画像:埼玉県病害虫防除所
菌核が発生した株
画像:埼玉県病害虫防除所
発生初期の被害株
発生初期の被害株

排水不良の圃場(ほじょう)は多発することから、水はけのよい畑づくりを心がける!
梅雨時期~8月下旬までが要注意時期であり、予防対策が良品栽培のカギです。

対策

一度発生すると被害が大きいので、予防が最重要!(以下、JA推奨パターン)

①パレード20フロアブル
(5月下旬)

価格6,780円(税込)

  • 希釈倍率 2,000倍
  • 収穫前日まで
  • 使用回数 3回以内
  • (灌注・浸漬は合計1回)

②セイビアーフロアブル20
(6月中・下旬)

価格7,580円(税込)

  • 希釈倍率 1,000倍
  • 収穫前日まで
  • 使用回数 3回以内

③パレード20フロアブル
(7月上・中旬)

価格6,780円(税込)

  • 希釈倍率 2,000倍
  • 収穫前日まで
  • 使用回数 3回以内

※農薬登録及び価格は令和8年4月1日時点の内容

農薬を安全に使用するためのお願い

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