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JAいるま野とSDGs

JAいるま野は持続可能な開発目標
(SDGs)に取り組んでいます。

最近よく耳にするSDGs(エス・ディー・ジーズ)。ドーナツ型をしたカラフルなロゴを見掛けた方も多いのではないでしょうか。でも、「SDGsって一体何だろう?」と思っている方も多いはず。
今月号の特集では、SDGsとJAいるま野の取り組みについて紹介します。

SDGsってなぁ~に?

 SDGsとは、「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」から1文字ずつ取った略称です。
 貧困や飢餓、健康や福祉、気候変動といった世界全体が直面する問題を解決し、私たちの子や孫、ひ孫、さらにはその先の世代に至るまで、未来永劫豊かに暮らしていけるよう、「私たち自身の今やるべきこと」を17個の目標として掲げたものがSDGsなのです。
 2015年、「誰一人取り残さない」をキーワードに世界の共通目標として国連で採択され、30年までの達成を目指し日本を含めた世界中の国や地域、企業、団体、個人など、それぞれが取り組みを進めています。

SDGsと協同組合

 「一人は万人のために、万人は一人のために」。これは、協同組合の精神です。「誰一人取り残さない」をキーワードに掲げるSDGsと、とても近いものがあります。SDGsが掲げる17個の目標を1つ1つ見ても、協同組合の考えと共通するものが多いのが良く分かります。
 協同組合が目指しているものは、まさしくSDGsが目指す社会なのです。だからこそ、協同組合はSDGsに率先して参加し、けん引する役割も担っていると言えます。

SDGsに取り組もう

 さて、いざSDGsに取り組もうとしても、「何から手をつけていいのか分からない」「世界?未来永劫?ピンと来ないわ」――。そういった声がよく聞かれます。でも、難しく考える必要は全くありません。個人や家族、仲間で行動をする時、環境や他者に対して「ちょっとした配慮」をしてみてはいかがでしょうか?
 例えば、皆さんが消費者の目線で買い物をする時、環境に配慮して生産された商品を選ぶ。仲間と食事会をする時には、なるべくゴミを出さないよう持ち寄りにしたり、地域の食材を使ったりする。また、農業者の観点でも、農業排水がもたらす河川への影響や農作物の運搬に伴う二酸化炭素の排出などの問題について考えてみる…。それぞれの立場や状況で、やれることはたくさんあるのです。大切なのは、現状をしっかりと把握し、自分の行動をSDGsという物差しで測ってみることです。皆さんも早速、SDGsに取り組んでみませんか?
 それでは、JAいるま野のSDGsの取り組みについて紹介します。

【JAいるま野 SDGs取り組み方針】

JAいるま野
SDGs取り組み方針

持続可能な社会の実現をめざして

≪食料・農業事業分野≫

  1. 持続可能な食料の生産と農業の振興に取り組みます
  2. 持続可能なフードシステムの構築に取り組みます
  3. 農業生産における環境負荷の軽減に取り組みます
  4. 農業のもつ多面的機能を発揮していきます

≪地域・くらし事業分野≫

  1. 安心して暮らせる持続可能な
    豊かな地域社会づくりに貢献していきます

≪協同・組織運営分野≫

  1. 国内外の多様な関係者・仲間との
    連携・参画につとめます

協同の力こそが、SDGs!!
JAいるま野 SDGsの取り組み

平地林の管理(JAいるま野 狭山地域管理課)

狭山地域管理課

平地林の管理

平地林は江戸時代から農家の防風林と燃料用の薪として、また落ち葉は堆肥の供給源として重宝されてきました。現在は、JAいるま野も協力して循環型農業を後世に伝えています。

企画課・くみあい組織課

なくそう好き嫌い、「あげよう栄養素プロジェクト」

NPO法人れでぃばーどが運営する「三芳おなかま子ども食堂」で、管内の高校生が子ども達への食育教育の一環として取り組んでいます。JAいるま野はパートナー団体として食材を提供し、同じ目標を持つ団体と連携を図っています。

なくそう好き嫌い、「あげよう栄養素プロジェクト」(JAいるま野 企画課・くみあい組織課))
水田は地域住民を守ります(JAいるま野 福岡支店)

福岡支店

水田は地域住民を守ります

台風により、水田に大量のゴミが蓄積した際、地域農家とJAいるま野の職員らが協力してゴミを撤去しました。水田は食糧であるコメを生産するだけでなく、洪水や土砂災害防止、景観保全など多面的機能を発揮しています。

共済課

子育て食育講座

妊娠中や子育て中の母親を対象とした「JAいるま野こどもくらぶ」では、妊婦の栄養ニーズや乳幼児の食事の大切さについて講座を開催し、ディスカッションを行いました。同じ悩みを持つ女性が集い、交流の場を提供しています。

子育て食育講座(JAいるま野 共済課)
特殊詐欺防犯講習会と認知症サポーター養成講座(JAいるま野 川越支店)

川越支店

特殊詐欺防犯講習会と認知症サポーター養成講座

組合員や地域住民を対象に、特殊詐欺事例や認知症高齢者との接し方、見守り方について講習会を開催しました。専門家からの実体験に基づく話を聞いていただくことで、地域の防犯対策と認知症対策に貢献しています。

吾野支店

中山間地域で休耕地を整備活用

南川支部では、中山間地域の休耕地を利用して獣被害対策を行うとともに、野菜を栽培し地元高齢者団体に提供しました。1人では大変な作業も皆で協力し、収穫の喜びを分かち合い地域の絆を深めています。

中山間地域で休耕地を整備活用(JAいるま野 吾野支店)
『金芽米』の取り組み(JAいるま野 販売推進課)

販売推進課

『金芽米』の取り組み

2019年、JAいるま野は東洋ライス(株)と包括連携協定を締結しました。JA管内産の米を使用した『金芽米』の販売などを通じ、健康増進や循環型農業への達成に向け、同社と協力して取り組んでいます。

『金芽米』は、BG無洗米です。BG無洗米とは、とぎ洗いが不要でとぎ汁が発生しないため、環境に優しいお米です。

東部地域管理課

季節食の配布

助け合い組織「オアシス会」では、85歳以上の組合員へ真心を込めた手作りの季節食をプレゼントしています。赤飯を陽春の桜の花色に見立て「元気に素敵な毎日を過ごせますように」と願いを込めて作りました。JAいるま野は、これからも高齢者の健康生活を応援します。

季節食の配布(JAいるま野 東部地域管理課)
環境に優しい生産資材の供給(JAいるま野 第三営農販売センター)

第三営農販売センター

環境に優しい生産資材の供給

環境に優しい生産資材の取り扱いとして、土に生分解され消失する資材を組合員に推奨しています。「つくる責任・つかう責任」から、「食の安全確保と持続可能な生産消費形態」に努めています。

総合企画部 くみあい組織課 
課長 八木 利幸

JAいるま野では、17の目標の実現にあたり、「食と農を基軸に地域に根差した協同組合組織」であるJAの特性をふまえ、3つの分野・6つの取り組みにまとめ積極的に取り組んでいます。これらに該当する活動は、すでに各組合員組織などでも実践されており、環境・文化・教育・健康・福祉に関する活動から暮らしに直結する活動まで多岐に渡ります。その取り組み内容は、当JA公式ホームページ上でも随時紹介していく予定です。
今後も組合員や地域の皆さまとの活動を通じて、私たち一人一人に課せられたさまざまな課題にしっかりと向き合い、SDGsの目標達成に貢献していきたいと思います。

笑味ちゃん SDGs

JAいるま野のSDGsへの取り組みは、
こちらのページでもご紹介しています。