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所沢市で闘茶会

2024年1月12日

狭山茶の主産地の一つ、所沢市で1月5日、利き酒のように味や香りで茶の産地を当てる「闘茶会」が開かれました。

「自園・自製・自販」が特徴の狭山茶の品質鑑定技術の向上を目的に、所沢市茶業協会が例年開いており、今年で51回目を迎えました。同協会の会員や在日フランス大使館関係者ら26人が参加し、正誤発表時には感嘆の声が上がるなど新春の風物詩にふさわしく会場は大いに盛り上がりました。

「茶歌舞伎」とも呼ばれる闘茶会は、中国・唐の時代が起源とされ、約1200年の歴史があります。日本では室町時代に、娯楽や遊戯として貴族などの間で流行しました。

競技は、埼玉や静岡などの5つの産地の荒茶を使用。色や形、つやなどの外観で判定する第1審査と抽出したお茶の香りや味、水色などの「内質」を判定する第2審査を行い、合計得点で競いました。参加者は自らの五感を頼りに、各産地の茶の香りや味を確認し、解答用紙に記入していきました。

同協会の関会長は「今年で51回目と所沢市でも歴史あるイベントを開催できることを喜ぶとともに、所沢の茶生産の発展と振興に向けて今年度も取り組んでいきたい」と話しました。