父から受け継いだ自然堆肥。伝統を絶やさないように努めています。
――就農から現在までの状況をお聞かせください。
現在は、サトイモとホウレンソウを中心に季節野菜を1.5ヘクタールで栽培し、収穫した野菜はJA狭山共販センターに出荷しています。
代々続く農家を継いで23年目。以前はコンピューターエンジニアをしていましたが、農家の家系を絶やしたくないという想いから、就農を決意しました。父の教えである「農家は毎年1年生」という言葉を胸に、「出来る」・「分かっている」と驕らずに、毎年の天候に合わせて良い農作物を作れるように努めています。また、父から受け継いだ自然堆肥を使った土づくりは、今後も継続し、より多くの消費者に「美味しい」と思ってもらえるような農作物を育てていきたいと思います。
かつて部会長を務めていたホウレンソウ部会での一枚。多くの仲間と切磋琢磨しています。
――農家仲間との関係性を教えてください。
私が農業を始めたころは、父以外にも先輩農家やJA職員など多くの方から農業の基礎を教えてもらい、支えてもらったことは今でも記憶に残っています。こうした関係性が築けたのは、父が周りの農家と密にコミュニケーションを取っていたことや、私自身のサラリーマン経験が活き、人付き合いを大切にしたいという想いがあったことが大きいと感じています。
私はこれまで狭山野菜部会やホウレンソウ部会などの部会長を務めていました。父がかつてしたように、今度は私が受けた恩を「恩送り」として、多くの仲間に還元できたらと考えています。そうすることで、地域の農業が振興されればありがたいです。