地産地消に取り組む農家レストラン

地域で収穫した農産物をその地域で消費する「地産地消」。農家さんが自ら営むレストランや、地元の農産物を使用した店で「安全・安心」な旬の味を堪能しませんか?
今号では、3店舗の紹介のほか地元農産物の良さも一緒にご紹介いたします。

「野菜で笑顔に。」をテーマにオープンした小野農園が営む「農家レストラン」。農薬化学肥料を使わずに栽培した「安全・安心」の新鮮野菜をふんだんに使ったメニューは、満腹まで食べても罪悪感なし!旬の味覚を味わってみてはいかが?


オープン3年目のラーメン屋さん。さっぱりとした煮干しラーメンがおすすめ!使用している水や小麦粉、野菜は国産にこだわり落ち着いた雰囲気の店内でラーメンはもちろんご飯ものも充実。ぜひ、一度ご賞味あれ!


都内や海外の有名ホテルなどで腕を磨いてきたシェフが作る地産地消にこだわった料理が味わえるフランス料理店。旬の野菜や趣向を凝らした肉料理など本格的なフランス料理を楽しみたいなら、この店で間違いなし。


川越市 onocafe オノカフェ

❹小野農園の新鮮野菜を購入できる「野菜直売所」。看板の枠も木材をリメークしています。
❶料理を手にする小野さん夫妻。2人の笑顔でおいしさ倍増です!
❷「キーマカレー」。焼き野菜とピクルスが添えてあり、食べ応えがあります。
❸握り具合が程よく、栄養満点の「おにぎりのランチプレート」です。

田畑が広がる川越市下赤坂。小野農園を営む小野卓哉さん(32)が手掛ける「onocafe」が8月9日にオープンしました。「野菜で笑顔に。」をテーマに小野農園で収穫した野菜をふんだんに使用したランチプレートやデザートを提供しています。小野さんは「多くの方にご協力をいただき、オープンすることができた。小さな農家の第一歩。ぜひ、多くの方に食べに来てほしい」と笑顔で話しました。
小野農園は、遊休農地を活用し約1.5ヘクタールの面積にナスやキュウリ、オクラなど年間150種ほどの季節野菜を、農薬化学肥料を使わずに栽培しています。収穫した野菜は、直売スペースで新鮮なうちに購入できるほか、共働きなどの理由で買い物することが難しいお客さまの自宅に配達するサービスなども行っています。
小野さんは「栽培した野菜を販売するだけでなく、目の前で味わってほしいという気持ちから開店を決めた」ときっかけを話します。「収穫できる野菜は時期によって異なるので、その野菜に合った料理をパートの方に考えてもらっています。どの料理も美味しく自慢です!」と笑顔で話しました。
「onocafe」は、100年以上前に造られた納屋を改修。眠っていた欄間や木材をリメークし、花札のようなオシャレなアートを飾るなど、店内飲食スペースにもこだわっています。外には、子どもたちが遊べるスペースやテラス席も用意し、家族連れやペットも一緒に食事ができますよ。
おすすめメニューは、旬の焼き野菜を添えた「キーマカレー」や「おにぎりのランチプレート」。デザートも旬のくだものを使用した自家製にこだわります。旬の野菜を使った料理は、随時変更予定ですので、下記のインスタグラムからチェックしてみてください!

【住所】
 川越市下赤坂394
【営業時間】
 午前10時~午後4時
 ラストオーダー午後3時30分)
【定休日】
 月曜日、火曜日
 (不定休あり)
【駐車場】あり

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川越市「讃岐ラーメン 香麦 こむぎ

❷店内は約14席。ピーク時には大いに賑わいを見せます。
❸一番人気の「いりこそば」と「海鮮 鯛めし」。相性抜群です。
❹ピリ辛がアクセントな「まぜそば」。ボリューム満点です!
❶自慢のラーメンを笑顔で提供する矢野さん

猛暑が過ぎた9月下旬、心地良い風に吹かれるのぼり旗。川越市の中台通り沿いにお店を構える「讃岐ラーメン香麦」です。2021年11月にオープンし、今年で3年目を迎えます。店主は矢野宏和さん(45)。16歳からフレンチのシェフを目指し、下積みを積んできました。「シェフをしていた当初は、都内や群馬県などで仕事してきました。ラーメン屋を始めようと考えたとき、埼玉県もうどん県として有名なので、『讃岐うどん』に馴染みがあるかもしれない!と思い、同県内で物件探しを始めました」と話してくれました。
「讃岐ラーメン香麦」は、香川県出身の矢野さんが地元で大好きだったうどん屋さんの味をオリジナルで加えて作っているラーメンのこと。麺には、国産小麦「ハナマンテン」を使用しています。理由を伺うと…「やはり香りの良さがちがいますね。食感もモチモチしていて『ハナマンテン』は強力粉なのでコシもあります。麺のほかにもメニューに使用している野菜もなるべく地元の野菜を使うようにしています。味はもちろん、ミズナなどはみずみずしく見た目も良いので。一番は『安全で安心だ』という信頼感ですかね」と笑顔で話してくれました。また、スープにもこだわり、週ごとに入荷する煮干し自体の塩分や香りが産地によって違うため、その都度調整をしています。
もとはお寿司屋さんだった店内を活かし、落ち着いた雰囲気のある「讃岐ラーメン香麦」。店内に飾ってあるPOPは、アルバイトの手作りです。使用している食材とさっぱりとした煮干しラーメンは、お子さんからお年寄りまで幅広い年齢の方にも味わっていただけると思います。
ぜひ一度、足を運んでみてはいかがでしょうか。

【住所】
 川越市中台南1-19-5
【営業時間】
 昼の部 午前11時~午後2時30分
 夜の部 午後6時~午後8時
【定休日】火曜日
【駐車場】あり

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入間市「ウェロニカ・ペルシカ」

❹料理の仕上げにかかる横田さん
❶地元の野菜や果物でおこしたタネ使って焼いた「ローカルミルの自家製パン」。風味豊かな味わいが食欲をそそります。
❷三芳町の「蕎麦粉」と瑞穂町の「アスパラガス」。食材が趣向を凝らした料理へと生まれ変わります。
❸アワビとアスパラガス、ホタテを蕎麦粉のガレットで包んだ料理。特製のソースをつけて召し上がれ。

入間市の仏子駅からバスに乗り、「下郷」で下車して徒歩1分、閑静な住宅街の中に見えてくるのは一軒のフランス料理店「ウェロニカ・ペルシカ」です。営むのは横田哲也さん(46)。飯能市出身で調理専門学校を卒業後、都内や海外のホテルなどで研鑽を重ね、2008年に“自然との調和”をコンセプトにした「ウェロニカ・ペルシカ」をオープンしました。オープン直後は、海外からの食材の輸入にも頼っていたと話す横田さん。高級食材を使った料理は「この土地の風土とは違う」と感じ、来店客から地元の生産者を紹介してもらい、地域に根差した地産地消の料理に行き着いたといいます。その中にはJA職員からの伝手で知り合った生産者もいるとか…。
そんな横田さんにJA管内の野菜やJA農産物直売所の魅力を伺ってみると…「JA管内の野菜は、新鮮で安定した美味しさがあるのが魅力です。またJAの直売所、特にあぐれっしゅげんき村は地元の食材が充実しているところが素晴らしいですね。時期に応じて、様々な季節のものが揃っているので、食材を見ながらコースのメニューを考えるのが楽しくなります」と笑顔で話してくれました。
メニューは月ごとに変わるコース制ですが、コースの最初に出るシグネチャーディッシュ(看板メニュー)の「ローカルミルの自家製パン」や「坂戸市の生ハム」などは、どのメニューでも共通していただけるとのこと。他にもメインの食材として「入間の“彩の夢味牛”」やスペシャリテに「彩のかがやき」や「彩のきずな」を使ったリゾットなど季節ごとの旬の食材が味わえます。
2015年には、近隣にカジュアルにフレンチを楽しめる「コーヒーエイト“ウェロニカ”」もオープン。犬も一緒に食事が楽しめ、より気軽に立ち寄ることができるカフェになっています。
“地産地消”にこだわるシェフが織りなす本格的なフランス料理を味わいに、皆さん足を延ばしてみてはいかがでしょうか?

【住所】
 入間市野田653
【営業時間】
 ランチ 午前11時30分~午後3時
 ディナー 午後6時~午後10時
 ※予約優先のため、ご予約がない場合はお待たせする場合があります。
【定休日】
 水曜日、第三木曜日
【駐車場】7台

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