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地域の農家さん紹介

尊敬する祖父とふる里への想い 地元の味をたくさんの人に届けたい
祖父を超えるため、日々研究!
狭山市 上奥富 大野 博則 さん

想いが詰まったこの1本。「野菜の味を気にするように、原料となる米の味にもこだわりたい」と意気込む。

――博則さんがこだわっていることは何ですか?

 就農して9年目を迎えました。現在、父と母の3人で農業を営んでいます。耕作面積は、およそ9ヘクタール。水稲をはじめ、季節野菜など約20品目を生産しています。
 就農当時から有機栽培にこだわり、栄養価の高い農産物を栽培できるよう日々研究を重ねています。最近ではニンジンの有機栽培に力を入れ、「栄養価コンテスト」(主催:一般社団法人 日本有機農業普及協会)に初めて応募しました。栄養価や食味など客観的な評価を得ることで失敗と改善を繰り返しながら、より栄養価の高いニンジンを安定的に生産できるよう努力していきたいと思っています。

収穫したてのサニーレタスを確認。自らデザインしたオリジナルパーカーで農作業に励む。

――現在取り組む6次化について教えてください

 良質な農産物を生産することはもちろんですが、6次産業化にも力を入れています。昨春、自宅に加工設備を導入し、自ら育てた農産物を使って漬物やピクルスを商品化しました。また、酒店や飲食店の仲間と共に、純米酒の生産・販売にも取り組んでいます。その名も「里平りへい」。真の百姓として尊敬する祖父の名と、「ふるである狭山・奥富に和が続きますように…」との想いから名付けたものです。米、野菜、そして加工品。ふる里で育まれたその味を、たくさんの地元の方に味わってほしいと思います。
 目標は、祖父を超えること。これからも日々、研究あるのみです。