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じぶんらしく輝くために。JAいるま野 女性部で仲間づくり
JAいるま野 女性部は、3,123人(令和元年9月末日現在)の部員が地域とのつながりを大切にしながら、幅広い活動に取り組んでいます。農家の方も農家以外の方でも気軽に参加でき、年代も幅広くさまざま。
今月号の特集では、JAいるま野 女性部について紹介します。
齊藤 里子さん
平地林を活用した循環型農業で有名な三富地区で生まれ育つ。趣味は料理。斎藤さんが入部した当時は、
JA女性部の活動目的や意義について
齊藤会長・・・1995年に全国JA婦人部からJA女性部に名称が変わり、そこから24年が経過しました。 JAと同様に地域になくてはならないものだと感じています。女性組織は、JAと地域とをつなぐ潤滑油のような役目で、時代の経過とともに女性部活動が認知されていると感じています。
桑田部長・・・女性部は活動が多彩。部員が活動に楽しんで参加していると感じています。
フレッシュミズ部の位置付けは、子育て世代のお母さんを対象としています。
JAや農業のことを学びながら、子育てなど共通の話題を交え、悩み事があれば皆で相談したりします。活動を楽しむことを心掛け、部員の息抜きの場にもできたら良いなと思っています。
齊藤会長・・・活動で大切にしていることは部員間交流を深めること。これはとても重要なことだと思います。
料理講習会や健康づくり、グラウンドゴルフ、盆踊りなどで年代を超えて交流できる。こんな素晴らしいことはないと思います。家にいたら誰とも知り合えないですし・・・(笑)
私は女性部の会長になってから、「大変だね」ってよく言われます。確かに大変ですが、プラスのほうが多いかなと思ってやっています。なかなか、みなさんの期待に添うようなことは出来ていませんが・・・
桑田 裕加里さん
夫と娘の3人暮らし。非農家。
「JA埼玉県女性組織協議会 フレッシュミズ部会」の部会長としても活躍中。趣味は手芸。
女性部に入部したきっかけは
桑田部長・・・結婚当時は周りに知り合いはいませんでした。近所に住む娘の同級生のお母さんがJA女性部に加入しており、その方から「JA女性部に入ってみない?」と誘ってもらったのが始まりでした。
それまでは、JAと全く関わりがありませんでしたが、准組合員となり女性部活動に参加しました。女性部の組織に「フレッシュミズ部」があり、現在に至っています。
齊藤会長・・・親が部員だったので本当に自然の成り行きでした。隣近所の人も入っており、女性部に入りたい、入りたくないとかではなかったという記憶が残っています。
当時は、フレッシュミズ部もなく、普通に女性部に入っていました。地域だけでも部員の人数がとても多かったです。
女性部に入る前と入った後の気持ちの変化はありましたか
齊藤会長・・・ひと昔前は、外出する際にも随分と気を使った時代でした。でも、女性部の集まりの場合、隣近所も参加するので外出する良いきっかけになりました。(笑)
他に外出するときは、たまに会う旧友くらいでしたから。いろんな方と知り合えたことで、自分の視野が広がったかなと思います。
桑田部長・・・部員となって、農家さんに対しての見る目が変わりました。部員になるまでは一消費者でしたが、今では農家さんの知り合いが増え、「農業」や「食」についての現状などがすごく気になるようになりました。
入部して、嬉しかったエピソードなど
齊藤会長・・・活動することによっていろんな地域の方とも交流でき、今まで、話をしたことのない方と知り合えたことですね。加入して30年経過しているので、エピソードがありすぎて語り尽くせません。(笑)
桑田部長・・・現在はJAでの活動と共に、県のフレッシュミズ部会の部会長としても活動させていただいています。
JAは全国的な組織ですから、会議などで北海道から鹿児島までの全国のフレッシュミズの部員と知り合うことができ、仲間づくりやスキルアップにつながっていると感じています。
お陰様で、今でも連絡を取り合う県外の仲間も増えました。今度は富山で会うことになっており、とても待ち遠しいです。
今後、女性部・フレッシュミズ部はどのような組織を目指していきますか
齊藤会長・・・女性部は部員の高齢化の問題があり、次世代の部員さんがなかなか集まりません。現在、3,100人ほどの部員がいますが、部員数が下降線をたどっているのが現状です。女性部活動を通じ、もっとJAの良さをPRしていく必要があると思っています。また、JA全体でも打開策を見出すことも必要だと考えています。
桑田部長・・・農業に携わる方しかJAを利用できないというイメージを払拭して、准組合員の方も気軽に加入ができ、私のように非農家でもJAの組織で楽しい活動が出来るということを広めたいと思っています。
女性部とフレッシュミズ部が様々なイベントなどを通じ、さらに交流を深めたいと思っています。
今後の活動の中で、挑戦してみたい目標はありますか
齊藤会長・・・部員全員で環境保全活動に取り組んでみたいと思案中です。
スーパーなどでもレジ袋などはもらわず、エコバックなどお手製の袋を使うこと。部員一人ひとりの心掛けで、何か役立つことができるのではないでしょうか。
ほんの少しのことを心掛ければ、地球環境のためにもつながると思います。将来ある子どもたちのためにも、自分たちだけがよければ良いということではなく、少しでも生きやすい、住みやすい地球にしていかな ければならないと考えています。
桑田部長・・・農地を借り、部員間で協力しながら米や野菜などの「収穫体験」を開き、若い世代のご夫婦やお子さんに「農業」と「食」の大切さを伝える活動に挑戦してみたいです。また「子ども食堂」にもとても興味があります。
入部を検討している方へメッセージやJAに期待すること
桑田部長・・・JAで「カルチャースクール」などを開いています。ご友人などと参加して、雰囲気を感じてください。輪が広がり楽しい活動が出来ると思います。
齊藤会長・・・・JAのことを理解したうえで入部いただくのが一番だと思います。おひとりではなく友人と参加できるような仕組みづくりもJAにはお願いしたいと思っています。
この対談を通じ、女性部活動に興味を持ってくださる方が増えたら嬉しいですね。
~主役はじぶんたち~
つながりを大切に、
楽しく和気あいあいと活動しています。
JAいるま野 女性部には、管内7地域に60ものグループが存在します。
趣味のサークル活動をはじめ、食・農、福祉など多彩な活動に取り組んでいます。
ここでは、その活動の一部を紹介します。
JA女性組織共同購入運動品目を使った「食生活研修会」。簡単レシピが大好評!
女性部主催の盆踊り大会。地域と一体となって盛大に開催しています。「JAいるま野音頭」で盛り上がりましょう!
親睦を深めるとともに、健康管理活動の一環として実施している「ボウリング大会」。会場は、熱気と笑い声に包まれます。
女性部フレッシュミズ部で「フラワーアレンジメント」。子どもたちも一緒に参加しました。
家の光協会とJA全国女性協主催の「ニコ・ニコおむすびレシピ大賞」に応募。みんなで力を合わせて、みごと「大賞」を受賞することができました!
イベントで団子や赤飯などを販売。この秋も、広報誌の9ページに記載されている一部イベントに参加する予定です。
廃油を使って、せっけんづくりに挑戦。イベント時に女性部の模擬店などで配布しました。
親睦旅行で和気あいあい。日常生活から少し離れて、気分もリフレッシュ!
その他の活動内容
健康体操・太極拳・ヨガ・フラダンス・グラウンドゴルフ・ハーモニカ・カラオケ・民謡・編み物・料理教室など
~もったいないから、ありがとうへ~
食品ロス削減への取り組み
昨年度から新たな取り組みとして、「NPO法人フードバンク埼玉」に食品を寄贈しました。フードバンクとは、食品銀行を意味する社会福祉活動です。まだ食べられるのに、さまざまな理由で処分されてしまう食品を食べ物に困っている施設や人へ提供することで、食品ロスを減らし社会貢献の促進につなげていこうとするものです。昨年度は、約200キロの食品を寄贈しました。
タオル一本運動
フードバンクと同様、福祉活動の一環として実施しています。部員から預かったタオルは、昨年度も管内各地域の福祉施設などに寄贈しました。
フレッシュミズ部リサイクル運動
普段の生活から
家の光
暮らしに役立つ家庭雑誌『家の光』。料理はもちろん、家庭菜園、手芸、健康など幅広い知識と情報がたくさん詰まっている1冊です。女性部の活動の際にも大いに役立つ必読書!購読のお申し込みは、お近くの各支店へどうぞ。
JAいるま野 女性部は、あなたが主役になって「食」「健康」「趣味」「暮らし」等をテーマに、みんなで楽しく話し合い活動する舞台です。JAをご利用のない方でもご参加いただけます。みなさんもぜひ、JAいるま野 女性部の活動に参加してみませんか?
料理教室や親睦旅行、グラウンドゴルフ、農業祭の参加など同じ目的を持った仲間が協力し、目的に向かって話し合いながら活動していく仲間づくりの場です。
いるま野管内にお住まいの女性であれば、どなたでも加入することができます。
年会費は1,000円です。(活動に必要となる材料費など実費をいただくことがあります。)
ご加入の申し込みは、お近くのJA各支店窓口または各地域管理課へお気軽にどうぞ。