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地域の農家さん紹介

狭山茶は人生そのもの 茶の魅力をたくさんの人に…
「茶園は、足あとが肥やしになる」
入間市 根岸 中島 毅 さん

品評会に向けて剪定作業をする毅さん。

―自園・自製・自販の狭山茶。力を入れていることは?

私は、家族5人で茶業を営んでいます。14代目の私は、茶の世界に飛び込み20年が経ちました。品評会の出品には特に力を入れており、これまでに「全国手もみ茶品評会」で農林水産大臣賞を7回受賞しました。そのために、茶園の管理には人一倍、気を配っています。
「茶園は、足あとが肥やしになる」
これは、私の祖父の言葉です。茶は植物ですから、とても正直です。茶園に足を運び手を掛けてあげたら、その分だけ良い茶になりますが、逆もまた然りです。これからも祖父の言葉を胸に刻んで、良質な茶ができるよう精進していきたいと思っています。

ひと手間加わった限定品。10月から販売中。

―毅さんにとって、狭山茶とは?

私にとって、狭山茶とは人生そのものです。自分自身を成長させてもらっているものであると同時に、たくさんの方とのつながりをもたらしてくれました。これからは恩返しのつもりで、狭山茶を伝えることにも力を入れていきたいと思います。
昨今は茶離れが進み、自宅に急須がない家庭も多いと聞きます。また、茶業の世界でも後継者不足の問題が深刻化しています。こうした状況に歯止めをかけられるよう、たくさんの方に茶の魅力を知ってもらい、日々の習慣として受け入れてもらえるよう努力するとともに、私たちの世代がこの産地を活気付かせ、次世代につなげていけたらと思います。