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設立!集落営農組織「長岡ファーム」                    ~入西支店管内長岡地域の耕作放棄地を解消へ~

2020年7月28日

今年度、坂戸市入西地域で新しく集落営農組織「長岡ファーム」が設立されました。「長岡ファーム」では、都市化する入西地域の農地の保全と耕作放棄地の活用、地域農業の活性化を目的に活動を開始しました。現在では長岡地域の農地保全、耕作放棄地を利用し、野菜を作付けしており今後は直売所等に出荷も予定しています。また、地域に対して催し物の実施によりPR活動も行っています。現在は農地面積約40aに正組合員6名の構成員で協力し合い楽しく耕作しており活発に活動しています。

 

今回、「長岡ファーム」の代表を務める山田孝一さんからお話を伺うことができました。

JA:「設立のきっかけはなんでしょうか。」

山田さん:「高齢化や後継者不足により畑を管理するのが難しくなり、現状、地域の耕作放棄地が増えてきていました。そうした中、農地としての維持、放棄地の解消に地域の方々と活動を開始しました。」

 

JA:「現在はどのような活動をしていますか。」

山田さん:「季節野菜を中心として、とうもろこし、さつまいも、つるむらさき、かぼちゃ、ねぎ等の作付を終えた所ですが、収穫した野菜は坂戸農産物直売所や坂戸市の小中学校への販売・提供を予定しています。」

 

JA:「地域への思いをお聞かせください。」

山田さん:「近年、この地域では、住宅が建ち並び農地が減ってきている一方で、耕作放棄地が増えています。そのためにこういった組織が受け皿となり、地域の方々へ農地の役割や景観を損ねてしまう様々な問題点などを知ってもらい仲間を増やしていく中で、今後は更に耕作地を拡大して将来に渡り農地の保全に取り組んでいきたいと思っています。」

 

今回の取材では、山田さんの「協同の力で農地を確保し、地域農業を守っていきたい」、「協同の力で楽しんで農業をしたい」という意気込みを感じました。

 

JAいるま野では地域貢献活動や地域に関する新しい団体の設立の相談も行っています。地域のこういう課題を解決したい、地域の仲間とやりたいことがあるといった思いをお持ちの方は最寄りの支店にご相談ください。

 

なお、8月15日発行予定の広報誌9月号にも「長岡ファーム」が取り上げられています。ぜひ、支店等でお手に取って見てみてください。