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サトイモ収穫最盛期

2025年10月22日

 JAいるま野管内で、特産のサトイモの収穫が最盛期を迎えました。JAいるま野野菜一元共販連絡協議会さといも部会の山下部会長は「猛暑や少雨の影響が懸念されたが、灌水作業をより徹底したおかげで品質は良好。例年通りのおいしいサトイモに仕上がった」と話しています。

 埼玉県は、サトイモの収穫量・出荷量がともに全国1位。JA管内は主産地であり、良質な堆肥の継続投入や緑肥栽培などの土づくりによって生まれる柔らかく、ねっとりとした舌触りと上品な味わいが特徴で市場から高い評価を得ています。

 同部会の作付面積は約200ヘクタール。約430人の部会員が栽培し、年間約57万ケース(1ケース10キロ)の出荷量を誇っています。共進会などを通じて生産者同士の情報交換を密に行うことで、栽培技術の向上と栽培規模の拡大を目指しています。

 狭山市の山下部会長の畑でも収穫が本格化し、旬を迎えた「土垂」をトラクターで掘り起こし、手で一つ一つ丁寧に収穫しました。

 山下部会長は「私たちは、JA管内の特産品であるサトイモを盛り上げようとプライドを持って栽培に励んでいる。丹精込めて作ったサトイモを多くの人に楽しんでもらいたい」と笑顔で話しました。

 収穫のピークは12月中旬まで。京浜市場や県内市場を中心に出荷されるほか、JA農産物直売所などでも購入することができます。