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スナップエンドウ 秋冬出荷に挑戦!
2025年12月3日
所沢市で本橋農園を営む本橋さんは、就農10年目の経験を生かして、さまざまな品目や栽培方法に取り組んでいます。今年は自身初となる露地でのスナップエンドウの栽培に挑戦し、地域の新たな特産品の創出に力を入れています。
本橋さんは市内で約70アールの畑を管理し、ネギやキャベツ、ブロッコリーなどの季節野菜を年間10種類ほど生産しています。JAいるま野いるとこ農産物直売所や学校給食に卸す他、軒先販売を行い、人気を集めています。
スナップエンドウの栽培は、JAが主催の栽培講習会を通じて提案を受けて決めました。品種は莢(さや)が柔らかく、甘さが特徴の極早生品種「ニムラサラダスナップ」を選択。春先に出荷が多いスナップエンドウを秋冬期に出荷することで、差別化を図る狙いがあります。
現在は本橋さんを含め、狭山市など9人の生産者が栽培に取り組んでいます。JAの直売支援担当の職員を通して情報共有を行い、試行錯誤を重ねてきました。近年の暖秋傾向を利用して露地での栽培に挑み、施設栽培以外の栽培方法を模索しています。
本橋さんは「今回で明らかになった課題を解決し、次年度は収量の拡大と更に良質なスナップエンドウの栽培に取り組みたい。地域でスナップエンドウが特産品と呼ばれることを目指して努めていく」と話しました。


