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飯能市のマコモタケが収穫最盛期!
2025年10月24日
飯能市川寺の守田さんの畑で16日、マコモタケが収穫最盛期を迎えました。今年は窒素量を昨年より約1.5倍に増やすなど、栽培管理を徹底したおかげで株が太く、品質も良好です。根元が肥大した新芽を近隣農家と協力し、約70キロを手作業で丁寧に刈り取りました。
マコモタケの栽培は、市の特産物化にすることや、休耕田の有効利用を目指し、2005年から同市で推奨され試験的に始まりました。
草取りや肥料散布、水管理などを行い、草丈約2メートル以上に育てた後、葉の部分と根元が肥大した新芽部分に切り分けます。
今年は約30アールに作付けし、シーズンを通して約1.2トンの収量を見込みます。収穫は11月下旬まで続き、JAいるま野農産物直売所「あぐれっしゅ日高中央」や「飯能直売所」などで販売しています。
守田さんは「マコモタケは万能野菜で多くの料理に合う。特に天ぷらや浅漬けにするのがおすすめ。また、栽培は力仕事になるので、若い人材に興味を持ってもらえると嬉しい」と話しました。
マコモタケは、イネ科マコモ属の多年草で、国内では古くから河川などの水辺に群生しています。タケノコに似たシャキッとした食感と、ほのかな甘みが特徴。主に中華料理などに用いられます。

