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希少な国産の金ゴマ収穫期 

2025年9月5日

 JAいるま野管内で生産している国産の金ゴマが収穫期を迎えました。現在11人の生産者が約140アールの面積で栽培しています。今年は台風による被害もなく、生育は順調。品質も良好です。

 狭山市の豊泉さんは、夏場の収入源となる作物を探していたことや、当時JAで力を入れ始める作物であったことから、7年前に金ゴマの栽培に着手しました。6月上旬に種子を播き、9月2日から収穫を始めました。約15アールの畑で栽培しており、今年は例年並みの約100キロの収量が見込まれます。

 バインダーを使用して刈り取りを行い、収穫した金ゴマは2、3週間ほどハウスなどで乾燥させ、株をたたいて脱穀します。

 豊泉さんは「自家製の落ち葉堆肥を使用した土づくりや、芯止め作業をするなど栽培管理を徹底しています。体にも良い金ゴマをさまざまな料理のトッピングに使用してもらえたら嬉しい。」と話しました。

 JA販売推進課の関さんは「引き続き金ゴマの周知を図るとともに、生産者と情報共有を行いながら収穫のサポートをしていきたい。」と話しました。

 同JAでは、金ゴマの栽培拡大を目指し、2018年から生産者らと協力して、20年11月にはゴマ専門メーカーとも協議を重ね、販売を始めました。金ゴマは「埼玉県産金いりごま」として、JA各農産物直売所や量販店などで販売します。生産者の写真とJAのキャラクター「とれ蔵」が目印です。