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越生町で梅の天日干しが始まりました!

2025年7月29日

 県内有数の梅の産地として知られる越生町で25日、梅の天日干しが始まりました。作業は8月末まで続き、町内は甘酸っぱい香りに包まれます。同町では、梅干し作りの振興に力を入れており、ブランド梅の「越生べに梅」をはじめとして、主力品種の「白加賀」や、小梅の「織姫」などの品種を梅干しに加工しています。同町の梅干しを求め、県外から訪れるファンも多いです。

 当日は、JAいるま野越生支店梅部会の横田部会長が梅の天日干しを行いました。 

 梅干し作りは、収穫した梅を添加物や着色料は一切使わず、シソの葉のみで色付けを行います。塩分は12%に調整し、3週間ほどたるに漬け込んだ後、梅の皮が破れないよう注意を払いながら一粒ずつ手作業で丁寧に返していきます。この作業を1日に1回ほど、3日間繰り返し行うことで、ほんのり紅色に染まったこだわりの梅干しに仕上がります。

 横田部会長は「今年は昨年に比べ梅の収量が増えたので、約1トンの梅を漬け込みました。同町のこだわりの梅干しを食べて、暑い夏を乗り切ってもらえたら幸いだ」と笑顔で話しました。

 天日干しした梅は選別後、日の当たらない場所で2、3カ月熟成させます。10月上旬からはJA越生農産物直売所や「うめその梅の駅(越生自然休養村センター)」などで販売する予定です。