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宮寺ふれあい軽トラ市が10周年!

2025年7月22日

 JAいるま野入間地域宮寺農業塾の塾生らが開く「宮寺ふれあい軽トラ市」が7月5日、節目の10周年を迎えました。

 農業塾の研修で培った成果を販売につなげ、地域農業の振興に寄与することを目的に始まった軽トラ市は、今では地域に根付き、周辺住民との交流の場となっています。

 JAでは、生産者の高齢化や担い手不足が進む中、新規就農者の育成に力を入れ、JA管内の各地域で農業塾を開講しています。宮寺農業塾はその中でも先駆けとして、塾生間の農業知識の共有や栽培技術の向上などを目指し、2009年にスタート。現在は、16人の塾生が学んでいます。

 毎週土曜日に開かれる軽トラ市も、塾生の販売技術を向上させるための研修の一環として2015年から始まりました。6台ほどの軽トラックが並び、塾生自らが育てた農産物を対面で販売しています。

 軽トラ市が始まった当初から販売をしている吉川さんは「消費者目線に立ち、自分が食べて美味しい農産物の栽培を心掛けている」と笑顔で話します。10年目を迎えたことで「常連客とも顔馴染みになり、今では互いにレシピを交換し合うなど軽トラ市が育んだ縁もある」と年月を重ねるごとに手応えを感じているとのことです。

 JA理事で、同塾の塾長を務める田嶋さんは「塾生が主体的に取り組んできたことで地域に根付き、10周年を迎えることができた。これからも新しい塾生が増えるような施策を考え、地域を盛り上げていきたい」と意気込んでいます。