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「さいたマンゴー」収穫ピークを迎える!

2025年7月17日

 毛呂山町で1日、マンゴーの収穫が始まり、現在最盛期を迎えています。同町で「さいたマンゴー直売所」を営む中村さんは、栽培を始めて6年目。自身の育てたマンゴーを「さいたマンゴー」と名付け販売。埼玉県産マンゴーの認知度向上を目指し、川越駅構内に広告を掲出するなど、ブランド化に力を入れています。

 中村さんは、ハウス5連棟で「アーウィン」を200株栽培しています。アーウィンは果皮がリンゴのような赤色で、芳醇(ほうじゅん)な香りと濃厚な甘みが特徴。今年から試験的に受粉の効率を上げるため、「玉文(ぎょくぶん)」や「レッドキーツ」などの多品種約10本の栽培を始めました。

 3月~4月の暑さの影響で着果量の減少が懸念されたが、ミツバチを3倍の3万匹に増やしたことで、昨年よりも収量は増加。作業終了までに2500玉を見込みます。

 栽培方法は、大きな鉢植えで栽培する根域制限栽培。土壌の水分や、肥培管理を緻密に行えることで、質や食味の良いマンゴーに仕上がるといいます。

 中村さんは「県民が他県へ出かける際の手土産に『さいたマンゴー』を選んでもらえるよう力を入れていきたい。また、企業とのコラボも視野に入れ販路拡大を目指したい」と意気込みました。

 収穫したマンゴーは同直売所で7月下旬まで販売予定です。