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春蚕期の繭出荷!

2025年6月30日

 JAいるま野管内の所沢市で、春蚕期の繭が出荷されました。JA管内では1戸の農家が養蚕を続けており、今年は約120キロの繭が集まりました。

 蚕は、5月中旬から飼育を開始。6月上旬には、繭を作るための場所へ移動させる上蔟(じょうぞく)を行いました。今年は5月頃に雨が多く、蚕にとって気温が低い日が続きましたが、栽培管理や防除を徹底したことで生育と品質は良好。例年通りの出荷となりました。

 出荷当日は、生産者やJA職員が繭を選繭台(せんけんだい)に広げて穴開きや汚れなどを確認し、長さ約4センチの純白の繭を袋詰めにして、出荷の準備を行いました。

 25年以上蚕を育てる同市の小暮さんは「JAや関係各所などのサポートのおかげで、今年も大きく育った繭を出荷できた。今後も良質な繭を育てられるように努めていきたい」と話しました。

 出荷した繭は、埼玉県優良繭生産推進協議会を通じて長野県の製糸所に運ばれ、白生地や反物などに加工される予定です。