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駿河台大学の学生が地域貢献活動で農作業を手伝う!

2025年6月2日

 飯能市に住む農家の守田さんは、同市で産地化に取り組んでいるマコモタケの栽培に取り組んで約10年になります。近年、高齢化や人手不足などの課題を抱える中で、守田さんは産地を守るために、同市の駿河台大学と連携し、学生の協力を得る運びとなりました。

 守田さんは55歳で教員を早期退職し、就農して約17年。知人の農家の紹介で遊休農地約80アールを借り、水稲やトウモロコシなどの栽培を開始。マコモタケを栽培する農家から株を譲り受けたことがきっかけで、現在は約30アールに「千葉早生」と「白皮」の2品種を栽培しています。

 今回の取り組みは、昨年行われた同大学の学園祭で、JAいるま野農産物直売所が出張販売を行った際、同大学の乗松准教授と知り合ったことが契機となりました。地域貢献などを学ぶスポーツ科学部のスポーツと地域・社会専攻の学生を中心に、ゼミの一環として農作業を手伝いました。

 5月17日、同市の畑で乗松准教授や学生10人が参加。守田さんの指示で、のこぎりを使ってマコモタケの株分けを行った後、約6アールに手作業で丁寧に株を植え付けていきました。

 乗松准教授は「学生には実際に地域との関わりを持ち、作業を手伝うことで現場の大変さを肌で感じてもらいたい。今後は人手不足などの課題に一役買うためにも、地域貢献活動を積極的に続けていきたい」と話しました。

 参加した学生は「株分け作業は見た目以上に、土が硬いし運動量も多い。農家さんの大変さがよく分かった。少しでも役に立てるよう頑張りたい」と意気込みました。

 守田さんは「株分け作業は力仕事なので、大変助かった。この経験が農業に興味を持つきっかけになればうれしい」と話しました。