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越生町特産の梅が最盛期を迎えました!

2025年5月30日

 県内有数の梅の産地として知られる越生町で、特産の梅が最盛期を迎えました。JAいるま野越生支店梅部会の横田会長の梅林でも29日、旬を迎えた主力品種「白加賀」の収穫が行われました。

 同町の「白加賀」は「青いダイヤ」とも言われ、市場からの評価も高いです。果肉の厚さや果汁の多さが特徴で、梅ジュースなどに加工され人気を集めています。

 6月中旬からは、ブランド梅の「越生べに梅」が収穫期を迎えます。「越生べに梅」は同町の在来品種で、皮が薄く果実を思わせるような香りが特徴。梅干しなどに加工され、県内外問わず、買い求めるファンも多いです。

 横田会長は50年以上にわたり梅の栽培に携わっています。約30アールに「越生べに梅」や「十郎」などを約70本栽培。今年は好天が続いたことや適度な雨量があったおかげで、粒も大きく品質は良好。昨年の不作を受け着果量増を目的に、今年の3月に行った人工授粉の効果も見られ、例年通りの収量が見込めるといいます。

 同部会は現在80人以上が所属しています。収穫された梅は、JA越生梅選果場に持ち込まれ、検査員が梅の品質などの確認・選別を行った後、自動選別機でサイズや等級ごとに分けられ、県内などの市場に出荷されます。

 横田会長は「一つひとつ丁寧に手もぎで収穫し、品質にこだわっている。この時季ならではの越生の梅を堪能してもらえれば幸いだ」と笑顔で話しました。

 収穫は6月下旬まで続き、6月15日には同町の「越生梅林」で「梅フェア」と題した梅の販売会が行われる予定です。