
いるま野NEWS
トップ
ハウス栽培の新茶初摘み
2025年4月16日

狭山茶の主産地として知られる入間市で4月14日、ハウス栽培の新茶の初摘みが行われました。
新芽を刈り取ったのは、同市の髙野さん。芽の数を増やす「芽数(がすう)型」で栽培した「さやまかおり」は柔らかく甘みのある茶葉に仕上がるそうです。初摘みの一番茶は1週間から10日ほどで店頭に並び、100グラムあたり1500円~3000円で販売される予定です。
初摘みの一番茶は自工場で加工される他、茶の一部はNPO法人「埼玉農業おうえんしたい」との共同開発商品の「紅茶」、「燻製(くんせい)紅茶」などに加工され、フランスやドイツなどに試験的に輸出されます。
作業は、3月上旬からハウスの天井を開閉し暖房設備を使用するなどして温度を調整。3月末頃の寒さなどの影響で、初摘みの時期は例年より5日ほど遅くなりましたが、市内の露地栽培と比べると1カ月ほど早いそうです。
髙野さんは「今年は芽が良く育ち、品質・収量ともに例年よりも良い。この時季ならではの新茶の香りと味を楽しんでもらえればありがたい」と話しました。
