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地域住民が伝統農法を体験 三芳町で体験落ち葉掃き開催

2024年1月16日

埼玉県三芳町は1月13日、同町の多福寺の平地林で、世界農業遺産認定記念事業の一環として、「体験落ち葉掃き」を実施し、約300人が参加しました。

同町では、2023年に江戸時代から伝わる伝統農法「武蔵野の落ち葉堆肥農法」が世界農業遺産に認定されました。

平地林の落ち葉を堆肥として利用する循環型農業が300年以上続けられており、同事業を通じて地域住民に伝統農法を体験してもらうことで、地域農業をより身近に感じてもらうとともに、新規就農者の育成を目指しています。

当日は、同農法を実践している「三芳町川越いも振興会」の会員による落ち葉の籠詰め方法や熊手の使い方について説明があった後、参加者は1時間ほどかけて、落ち葉を集めました。

集められた落ち葉は同会員らのもとで、約2年をかけて発酵させてから堆肥として畑にすき込まれていきます。

また、落ち葉掃き体験後は、地元企業の大東ガス株式会社から同農法で栽培されたサツマイモを使った焼き芋が振る舞われました。

参加者の親子は「落ち葉掃き体験は子ども達にとっても良い経験となった。今後も地元野菜や農法についての理解を深めていきたい」と笑顔で話しました。