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遊休農地を活用しソバの栽培開始!
2025年12月8日
三芳町の森田さんは、自身の所有する農地で新たにソバの栽培を始めました。同町で約28ヘクタールの畑にソバの作付けを行う農業法人「エム・ファーム」の船津代表からソバ栽培の誘いを受け、今年の夏ソバから作付けを開始。11月中旬には収穫期を迎えた秋ソバを刈り取りました。
森田さんは、約3ヘクタールの畑に露地野菜のサトイモやニンジンなどを栽培しており、就農して23年目。昨年両親を亡くしたことで、一人で農業を継ぐことになり、農地の縮小を余儀なくされました。
活用が難しくなった約1.8ヘクタールは農地の維持だけをしていましたが、同町の都市近郊に位置する特性を活かし、「農家・ソバ店・消費者の三人四脚」をテーマに、地域住民や都市生活者が参加しながら農地と食文化を守るモデルの展開を目指す船津代表から「農機の貸し出しや収穫などのサポートを行うので、一緒にソバ栽培をしないか」と誘いがあり、作付けを始めました。
森田さんは「露地野菜とソバでは、土づくりなどの栽培管理が全く違うことに驚いた。一人ではソバに携わることはなかったと思うので、これを転機に始めてみて良かった」と振り返りました。
現在約1.8ヘクタールにソバを作付けしており、来年には近隣の遊休農地を5ヘクタールほど借り、作付け面積を拡大予定です。
森田さんは「まだまだ勉強中の身だが、おいしいソバが作れるよう励みたい。せっかく声をかけてもらったので、地域住民とも協力しながら同町のソバづくりの手伝いがしたい」と意気込みました。
同社の船津代表は「遊休農地が増加している今こそ、改めて昔のように地域の人が関われる農業を目指したい」と話しました。

