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鶴ヶ島市でサフランが収穫期!

2025年12月4日

 鶴ヶ島市で特産化を進めているサフランが収穫期を迎えています。「鶴ヶ島サフラン研究会」の内野会長の自宅でも11月28日、サフランの収穫作業が行われ、花から雌しべを丁寧に摘み取りました。その後、雌しべは乾燥させスパイスや染料などに使用します。「世界一高価な香辛料」とも呼ばれることから、国産のサフランは特に希少価値が高く重宝されています。

 同会はサフランの販売および普及を目的とし、現在8戸の生産者が約1万球を栽培しています。サフランは花一輪につきわずか3本しか雌しべが収穫できないほど希少。例年0.4グラム500円で販売しています。

 9月~10月の夜間温度が高く、暑さの影響で収穫が1カ月ほど遅れたが、品質は良好です。今年も栽培管理を徹底したおかげで、昨年と同様に約150グラム以上の収量を見込んでいます。

 内野会長は「紫色の花びらが映えるサフランは、観賞用や食用としても人気を集めている。スパイスや染料として使用するだけでなく、用途に応じて広く楽しんでもらいたい」と話しました。

 収穫したサフランはJAいるま野鶴ヶ島農産物直売所などで12月上旬から販売する他、市内外の料理店でも使われています。「サフラン・タペストリー」が取り扱い店の目印です。