JAいるま野ニュース

旬の味を楽しんで
サトイモ収穫最盛期!

株分けにしたサトイモを収穫する高橋さん
株分けにしたサトイモを収穫する高橋さん


JA管内の特産品、サトイモの収穫が最盛期を迎えています。埼玉県はサトイモの産出額が全国1位、中でもJA管内は主産地として知られており、ねっとりした舌触りと上品な味わいが特徴で市場からも高い評価を得ています。
JAいるま野野菜一元共販連絡協議会さといも部会の高橋一善さんは「夏の暑さの影響で生育が心配されたが、灌水かんすい作業をしっかりしたおかげで品質も良く、収量も例年通りになった。消費者の方には、柔らかくねっとりとした舌触りを楽しんもらいたい」と笑顔で話しました。
同部会の会員は現在、約430人。およそ200ヘクタールで栽培され、年間約55万ケース(1ケース10キロ)が出荷されます。収穫のピークは12月下旬まで続き、京浜市場や県内市場を中心に出荷されるほか、JA各農産物直売所などでも購入することができます。

株分けにしたサトイモを収穫する高橋さん

当日は、マスコミ各社も取材に訪れました

株分けにしたサトイモを収穫する高橋さん
当日は、マスコミ各社も取材に訪れました

JA越生支店梅部会
「第37回梅干し品評会」開く

審査する審査委員ら
審査する審査委員ら

JA越生支店梅部会は10月30日、越生支店で「第37回梅干し品評会」を開き、今年は同部会の会員が51点を出展した中で、埼玉県知事賞は山口由美さんが受賞しました。
当日は、同町、県川越農林振興センター、JAらが肉質や形状、色、食味をそれぞれ審査。
審査委員長を務めた同センターの上野亜由子担当課長は「今年の梅は、高温の影響で梅農家は苦労があったにも関わらず、出品された梅干しは甲乙つけがたい出来だった」と審査講評を述べました。同部会の吉原保雄会長は「『越生の梅干し』は昔ながらの食味で、町内外からも人気がある。来年もまた良い梅干しに励みたい」と話しました。

審査する審査委員ら

審査する審査委員ら

JA川越野菜部会
チンゲン菜部会「栽培講習会」

意見交換を盛んに行う生産者ら
意見交換を盛んに行う生産者ら

JA川越野菜部会チンゲン菜部会は10月23日、JA第一共販センターで主力品種「セイロン」などの栽培講習会を開きました。部会員15人が参加。暑さ対策や病害虫の防除などを学びました。
日本農林社と県川越農林振興センターも参加。同社の佐藤貴城さんが今年の生育と資料を基に説明し、灌水かんすいの大切さや品種の特性などについて詳しく説明しました。
会長を務める塩川武彦さんは「良い情報交換の場になった。JAブランドの向上と生産者の意思向上につながるとうれしい」と話しました。

意見交換を盛んに行う生産者ら

意見交換を盛んに行う生産者ら

日高ぽロン販売会

買い求める客(左)ら
買い求める客(左)ら

日高ぽろたん研究会は10月7日と8日の両日、日高市のJA農産物直売所あぐれっしゅ日高中央高萩南農産物直売所で、渋皮が簡単にむける栗「ぽろたん」をブランド化した「日高ぽロン」を販売しました。
9月に収穫した「日高ぽロン」は、1カ月ほど0度で貯蔵し熟成させることで糖度が増します。収穫後は、自宅での選別と出荷時、会員同士など5回選別し、品質とサイズを統一しています。同研究会の梅澤三子会長は「今後も販売し続けられるよう、生産者同士頑張っていきたい」と意気込みました。

買い求める客(左)ら

買い求める客(左)ら

「クビアカツヤカミキリの生態と防除」
講習会開く

講習会を注意深く聴く組合員
講習会を注意深く聴く組合員

JA越生支店は10月18日、特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」の生態と防除の講習会を行いました。
「クビアカツヤカミキリ」は幼虫が木の中を食い荒らし、被害木は枯死することもあります。こうした中JAは、管内に梅やユズを特産として栽培する組合員を対象に募り、50人が参加しました。
県環境科学国際センター研究推進室の三輪誠副室長が講師を務め、属性や生態の他、国内の侵入状況や被害実態、防除方法などを写真付きの資料で詳しく説明。参加者は「繁殖していることを真剣に受け止める。もう一度、梅の木を巡回し、発見したら早急に報告する」と話しました。

講習会を注意深く聴く組合員

講習会を注意深く聴く組合員

変革意識の醸成に向けて
チェンジエージェント養成プログラム開講

グループ討議を行う参加メンバー
グループ討議を行う参加メンバー

JAは10月5日、川越市の本店でチェンジエージェント(改革促進人)養成プログラムの開講式を開きました。同養成プログラムは、ワークショップなどを通して、改革に必要な課題分析力や提案力を身に付けるというもの。試行訓練を行うことで発想力の強化も行い、JAの今後に向けた新たな改革プランを検討し、経営陣にも提案していく予定です。
JA人事管理部の佐藤靖弘部長は「JAを取り巻く事業環境が急速に変化する中、将来のJA事業経営を見据えた事業創出と革新的な発想が出来る人材の育成が急務となっている。参加者には改革の先導役として期待している」と話しました。

グループ討議を行う参加メンバー

グループ討議を行う参加メンバー

JA畑作農機展示会

農機に試乗して購入を考える女性(左)
農機に試乗して購入を考える女性(左)

JAは10月28日、川越市のJA川越第一共販センターで畑作農機展示会を開きました。約280人の組合員が訪れ、メーカー29社が畑作の農機を展示した他、低コスト肥料「バイオスティミュラント」の紹介ブースを設け、PRを行い、会場は賑わいを見せました。
訪れた生産者は「農機の魅力を再確認できた」などと話しました。JA購買課の高橋晴夫課長補佐は「農業機械は生産性の向上や規模拡大などに不可欠な必需品。引き続き、中古農機を含め、推奨と提案を積極的に行い、取り扱い拡大を目指していきたい」と意気込みました。

農機に試乗して購入を考える女性(左)

農機に試乗して購入を考える女性(左)

関東ブロック茶共進会の出品茶
入札販売会

茶の出来栄えを吟味する入札業者ら
茶の出来栄えを吟味する入札業者ら

入間市の県茶業研究所で10月3日、「第50回関東ブロック茶の共進会」の出品茶の入札販売会が行われました。販売関係者約60人や共進会出品者らが参加。最高価格は「荒茶・普通煎茶」が1キロ9万8000円、「荒茶・深蒸し煎茶」は同20万円、「仕上げ茶・普通煎茶」は同10万8000円となりました。入札は番号を付けて並べた茶葉のサンプルを入札業者が吟味し、価格を記入して投函とうかんする方式。いずれも最高位の農水大臣賞受賞茶が最高価格で落札されました。県茶業研究所の渡辺寛文所長は「摘採が早く進んだことが良質な茶の出品につながった。茶商の評価は生産者の励みになる」と話しました。

茶の出来栄えを吟味する入札業者ら

茶の出来栄えを吟味する入札業者ら

狭山茶品評会
新井さんと池谷さんが受賞

受賞を喜ぶ新井さん
受賞を喜ぶ新井さん

県茶業協会は、入間市の県茶業研究所で「彩の国さいたま第68回お茶まつり狭山茶品評会」を開催しました。
品評会は、狭山茶の品質向上を図ることや消費の増大を目的に毎年開かれており、農水大臣賞に「仕上げ茶・普通煎茶の部」から所沢市の新井真一郎さん、県知事賞には「手もみ茶の部」から入間市の池谷英樹さんが受賞しました。新井さんと池谷さんはともに、すべての項目で唯一の200満点を獲得。新井さんは艶や爽快味などが、池谷さんはうま味などが高評価を得ました。

受賞を喜ぶ新井さん

受賞を喜ぶ新井さん

今年も完成
梅恋花うめれんかが販売開始

梅恋花のPRをする縄文海進販売店の会の田坂佳宏会長
梅恋花のPRをする縄文海進販売店の会の田坂佳宏会長

JAいるま野東部米生産組合の「彩のきずな」を使用した純米吟醸「縄文海進」の原酒に富士見市産の青梅を漬け込んだ梅酒「梅恋花」の販売が10月中旬から始まりました。
梅恋花は2017年11月に富士見市の特産品づくりと地産地消の新たな取り組みの一環として販売を開始。純米吟醸の上品な香りと旨みに梅の爽やかな酸味が調和し女性でも飲みやすいお酒になっています。
価格は1本(500ミリリットル)1320円(税込)で約1500本の限定販売。JAあぐれっしゅふじみ野農産物直売所をはじめ、縄文海進販売店の会に加盟する市内12の酒店などで販売しています。

梅恋花のPRをする縄文海進販売店の会の田坂佳宏会長

梅恋花のPRをする縄文海進販売店の会の田坂佳宏会長

梅農家体験教室
開講式と第1回講座

上野担当課長の説明を真剣に聞く参加者
上野担当課長の説明を真剣に聞く参加者

越生町で10月21日、梅を元気にする協議会主催の梅農家体験教室の開講式と第1回講座を開きました。町内外から応募した6人が参加。来年7月下旬まで全8回の受講を予定しています。
同教室は、梅農家の高齢化や担い手不足が著しい中、町内で将来的に梅を栽培する意思のある人を対象に9月に募集しました。当日は、開講式で新井康之町長らがあいさつ。第1回講座では、県川越農林振興センターの上野亜由子担当課長が講師を務め、同町の梅の歴史や品種、年間の生育などを説明しました。今後は、冬季剪定や苗木づくり、梅ジュース作りなど、梅農家の1年を体験する講習を予定しています。

上野担当課長の説明を真剣に聞く参加者

上野担当課長の説明を真剣に聞く参加者