令和6年度産のさといもにおいて、コガネムシ類幼虫による食害が多発しました。
コガネムシ類幼虫によるさといもの被害は、主としていもへの食害(なめ傷)です(写真1)。食害を受けると、市場価値が著しく低下します。
被害防止には、コガネムシ類が集まりにくいほ場管理と、農薬を用いた適切な防除を行うことが重要となります。
幼虫の発生を抑えるためには、成虫を寄せず、ほ場へ産卵させない工夫が必要です。成虫は、雑草を含む多くの植物の葉を餌とするので、ほ場周辺に雑草があると成虫が誘引されます。また、周辺に荒地となっている場所があれば、そこが発生地となり、さといもほ場に飛来します。
自園のほ場周辺の除草を徹底するとともに、地域として、荒地となっている場所の雑草対策や防除を行うことが必要となります。
また、1齢幼虫は土壌中の有機物を餌としており、未熟なたい肥を多用すると発生が多くなります。たい肥を施用する場合は完熟したたい肥を用いましょう。
コガネムシ類幼虫は、1年のうち2つの時期で、いもを食害します。
コガネムシ類の多くは、6~9月にかけて産卵し、孵化した幼虫が、8月から収穫まで子芋や孫芋を食害します。その後、幼虫のまま越冬し、翌年の5月・6月に再び親芋や子芋を食害します。
農薬を用いて防除を行う場合は、幼虫によるいもへの食害時期を考慮して、さといものコガネムシ類幼虫に登録のある薬剤を組み合わせて防除してください。詳しくは、農林振興センターやJAにご相談ください。



*農薬を使用する際は必ず使用農薬のラベルを確認しましょう。
農薬の飛散防止に努め、使用記録簿をつけましょう。
埼玉県川越農林振興センター
農業支援部
TEL:049-242-1804