2.食と農を通じた地域活性化への貢献

1.組合員の資産とくらしの向上

JAくらしの活動による地域活性化

JAくらしの活動とは、JAが地域社会の一員として、組合員や地域住民とともに豊かで暮らしやすい地域社会の実現に向けて活動を行うことです。地域の課題解決に向け、支店や組合員組織を主体とする地域貢献活動を実施します。また、組合員とJA職員が一体となった次世代加入活動や新たな活動提案を通じた組織の活性化により、地域活性化に取り組みます。

価値提供型相談活動による組合員のライフプランサポート

FPコンサルティングを通じたライフプランニーズに応える最適な商品・サービスの提供や窓口相談機能の強化、データ分析を活用した相談・提案機能の充実化など、組合員のニーズに応じた価値提供型の相談活動に取り組みます。また、財産診断やライフプラン診断を起点とした次世代との関係強化等に努めます。

2.広報活動と体験を通じた理解醸成

広報活動を通じたJAのファンづくり・体験を通じた農とJAの理解醸成

公式LINE「とれ蔵通信」等の情報発信ツールを活用し、JAのファンづくりを進めます。また、体験型の食農教育の実施や直売所利用者との接点機会を活かすことで「食と農」を通じた農とJAへの理解醸成に取り組みます。

3.SDGsへの貢献

SDGs達成に向けた活動の推進

「食と農を基軸に地域に根差した協同組合組織」であるJAの特性を活かし、地域貢献活動をはじめとするSDGsの実践を通じて、地域社会からの賛同を得られる組織を目指します。

フードパントリーへの食品等の寄贈。地域貢献活動などに取り組むことで、SDGsの実践に努めます。

「食と農を通じた地域活性化への貢献」重点取組指標

項目 令和7年度 令和8年度 令和9年度
地域貢献活動の実践 目標 目標 目標
累積目標 108回 36回 36回 36回

※全支店1回以上の開催

3.協同活動を支える組織・経営基盤の強化

1.組織基盤の強化

組合員の意思反映、運営参画に向けた取り組み

組合員の課題解決に向けた対話を継続し、意思反映・運営参画を進めます。また、准組合員懇談会や准組合員ツアーを通じた農業・JAへの理解醸成と地域農業の応援団としての農業者と消費者の相互理解に取り組みます。

2.安定した事業経営基盤の強化

適正利益の確保による健全経営・業務の効率化による労働生産性の向上

安定した事業経営の持続に向けた収支改善策を実践し、PDCA管理に取り組みます。また、事業別採算性の確保による営農経済部門の黒字化を目指す他、子会社との連携強化や職員に対して協同組合の価値を共有することで、組織力の向上に努めます。

ガバナンスと内部統制の確立、強化

内部統制システム基本方針に基づく業務運営に取り組み、経営の健全性を高めます。また、災害時での事業実施計画に基づいた事業体制を確立する他、システムを活用した適正な債権管理などに努めます。

店舗再編、体制整備による経営の効率化

支店店舗再編の検証と遊休資産の計画的な処分に取り組む他、業務遂行力が最大に発揮できる事業体制の構築に取り組みます。

エンゲージメントの向上と人材育成

事業戦略を担い、組合員の負託に応える人材を育成します。また、自ら考え行動できる人材育成のために適切な人事制度の運用に取り組む他、職員の貢献意欲の向上を図ることで、働きがいのある職場を目指します。

デジタル化への対応とDX(デジタル・トランスフォーメーション)推進

WEB来店予約サービスや「ねっとショップ」などのオンラインを活用したサービス提供を進め、組合員・利用者の利便性の向上に努めます。また、デジタル技術を活用することで、JA業務の効率化を促進します。

准組合員懇談会での一幕。JA役職員が直接対話を行うことで、意見や要望を運営に反映していきます。

「組合員との対話・意思反映」重点取組指標

項目 令和7年度 令和8年度 令和9年度
目標 目標 目標
正組合員との対話・訪問 対話先全件訪問 対話先全件訪問 対話先全件訪問
准組合員との対話・訪問 対話先全件訪問 対話先全件訪問 対話先全件訪問
准組合員収穫体験ツアー(回数・参加人数) 9回・180人 9回・180人 9回・180人