JAいるま野ニュース

パリで日本茶コンクール
比留間さん・関さんがグランプリ!

3年連続の栄冠に輝いた比留間さん
3年連続の栄冠に輝いた比留間さん

フランス・パリで1月中旬、2021年度の日本茶コンクール「ジャパニーズティー・セレクション・パリ」の最終審査が開かれ、「玉露・手み茶部門」から「茶工房比留間園」の比留間嘉章さん(入間市)が、「玉緑茶部門」から「大和園油屋製茶所」の関隆治さん(所沢市)が、それぞれ最優秀賞(グランプリ)に輝きました。
コンクールは、輸出入のサポートなどを手掛けるユーロジャパンクロッシングが主催。フランス人の嗜好を知るとともに、日本茶市場の拡大を目的に開かれています。比留間さんの「世界で一番高価な手もみ茶」は、欧州連合(EU)の厳しい残留農薬基準を満たしており、1袋(3グラム入り)1万800円(税込)。みる芽の繊細な香りと濃厚なうま味が楽しめます。関さんの「所沢ぐり茶 蕾」は、加工の過程で萎凋の豊かな香りが逃げないよう丁寧に製造した玉緑茶。果実のような華やかな香りが特徴です。
今後に向けて、比留間さんは「手揉み茶の良さを知ってもらえるよう、自分たちでその価値を創造し高めていきたい」、関さんは「遊び心を持って茶づくりに励むとともに、先人たちが築いてきた茶文化を後世に残していけるよう、これからも努力していきたい」と力を込めて話しました。

3年連続の栄冠に輝いた比留間さん

初の栄冠に輝いた関さん

3年連続の栄冠に輝いた比留間さん
初の栄冠に輝いた関さん

令和4年産米「彩のきずな」
食味・品質向上対策会議

会議に参加する生産者ら
会議に参加する生産者ら

3月25日、令和4年産米「彩のきずな」食味・品質向上対策会議を開催しました。JA「彩のきずな特Aプロジェクト」に参加している生産者が対象で今年度は新たに3人の生産者が加わり、9人の生産者が令和4年産米も「特A」獲得を目指します。
県西地区の「彩のきずな」は、日本穀物検定協会が実施する食味ランキングで2年連続「特A」を獲得。会議では、原田一常務が生産者へねぎらいの言葉を伝えた他、JA職員が講師を務め、今後の作業スケジュールなどを説明した後、生産者は品質向上に向け話し合いました。

会議に参加する生産者ら

会議に参加する生産者ら

第55回埼玉県乳牛共進会
「加藤牧場」が名誉賞を受賞!

名誉賞に輝いた「ムサシ エムトト アツト スター」(中央)ら
名誉賞に輝いた「ムサシ エムトト アツト スター」(中央)ら

埼玉県畜産会・埼玉県酪農協会主催の第55回埼玉県乳牛共進会が3月4日、熊谷市の試験場で開催され、県内各地から23頭が出品されました。
共進会は乳牛レベル向上を目的に開かれているもので、未経産から経産まで6部に分かれ、体形や健康状態などを審査。その結果、名誉賞に「加藤牧場」の「ムサシ エムトト アツト スター」が選ばれました。JA販売推進課の浅見純一課長補佐は「3年ぶりの開催となり、共進会を通じて生産者同士の情報交換の場にもなった。コロナ禍の中、今後も情報交換の場を設けられるよう努めたい」と話しました。

名誉賞に輝いた「ムサシ エムトト アツト スター」(中央)ら

名誉賞に輝いた「ムサシ エムトト アツト スター」(中央)ら

樹齢670年!梅の木を守れ
接ぎ木した苗木を植樹

植樹する越生町の新井康之町長(右)ら
植樹する越生町の新井康之町長(右)ら

越生町は3月6日、越生梅林で樹齢670年の梅の木「魁雪」を接ぎ木した苗木を植える植樹式を行いました。「魁雪」は、現在も春に白い花を咲かせますが、枯れてしまう恐れがあり、町観光協会や「梅産地を元気にする協議会」と協力し、3年ほど前から接ぎ木した苗木を育ててきました。
越生梅林は、関東三大梅林のひとつとして知られ、約1,000本以上の梅の木が栽培されています。同町によると、1350年頃、福岡県の大宰府から小杉天満宮を分祀したとき、菅原道真にちなんで梅を植えたのが起源と伝えられ、「魁雪」は当時から存在していたそうです。

植樹する越生町の新井康之町長(右)ら

植樹する越生町の新井康之町長(右)ら

JA農産物直売所に
デジタルPOPを設置

PRする食育ソムリエ
PRする食育ソムリエ

JAは3月下旬、JA農産物直売所にレシピ動画を映したデジタルPOP(店内広告)を設置しました。コロナ禍で試食の提供を中止している中、非接触型の販促活動として、動画を活用しながら魅力ある売り場づくりを展開していきたい考えです。
動画は、JA農産物直売所の食育ソムリエを中心に旬な農産物のレシピを考案。JA職員が動画撮影と編集を務めています。JA直販課の鈴木晴菜職員は「デジタルPOPで、農産物の魅力発信やレシピを提供することで消費拡大につなげていきたい」と話しました。

PRする食育ソムリエ

PRする食育ソムリエ

各カントリーエレベーターで
種子の温湯消毒

温湯消毒を実施するJA職員
温湯消毒を実施するJA職員

3月中旬から4月中旬にかけて、川越や東部、坂戸の各カントリーエレベーター(CE)で2022年産米の温湯消毒を行いました。3月23日、東部CEでは「彩のきずな」「コシヒカリ」「彩のかがやき」など合わせて約600キロを消毒しました。
温湯種子消毒は、種子を60度の湯に10分間浸す消毒方法で、環境への配慮や農薬費用の削減といった効果が期待できます。JAでは、8年前から組合員への支援を目的に無償で実施しており、利用実績は年々増加しています。
JA管内では、4月中旬から極早生品種「五百川」を筆頭に田植えが始まる予定です。

温湯消毒を実施するJA職員

温湯消毒を実施するJA職員

キンギョソウ華やか!
二番花の出荷最盛

出荷されたキンギョソウの状態を確認する矢島義康主任
出荷されたキンギョソウの状態を確認する矢島義康主任

川越市で3月中旬、キンギョソウの二番花の出荷が最盛期を迎えました。JAいるま野川越市切り花出荷組合「芳華」は大きく華やかに開く「バタフライ」を栽培し、市場から高い評価を得ています。
キンギョソウは、まっすぐに伸びた茎に金魚のような花がたくさん咲くのが特徴。同組合に所属する7人の生産者が約148アールで栽培し、主に東京の市場に出荷しています。
JAの矢島義康主任は「天候にも恵まれ、二番花の品質は良好。仏花のイメージがあるが、家庭でも切り花として楽しんでほしい」と話しました。

出荷されたキンギョソウの状態を確認する矢島義康主任

出荷されたキンギョソウの状態を確認する矢島義康主任

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