地域の農家さん紹介

作る農作物は「鮮度良く、中身良く」
お茶と野菜の二刀流で奮闘するベテラン農家
入間市宮寺 山﨑 敏雄 さん

コマツナの栽培管理。これからの収穫に向けて一仕事!

――就農から現在までの状況をお聞かせください。

現在は、お茶を約85アール、トマトやコマツナ、キャベツなどの季節野菜を約10アールの面積で栽培しています。収穫した生葉は市内の荒茶工場を持つ会社に納めている他、野菜は特別養護老人ホームや「いるとこ農産物直売所」、そして毎週土曜日にJA宮寺支店で開かれる「宮寺ふれあい軽トラ市」で販売をしています。
代々続く農家を継ぎ、就農して17年になります。当初は、お茶の栽培を基本に行っていましたが、時代の流れの中で農作物の栽培を始めました。野菜づくりの基礎は近隣農家や宮寺農業塾の仲間から教わり、今では自分が講師を務めることになりました。日頃から切磋琢磨できる仲間がいるのはありがたいことですね。

キャベツの生育状況を確認。食べる人の笑顔のため、
確認は念入りに。

――農業をするやりがいを教えてください。

私が農業をするやりがいは、何といっても消費者の方とコミュニケーションを取り、直接「山﨑さんのお茶や野菜は美味しい!」という言葉を貰えることです。軽トラ市では、直売所などへの出荷と違い、対面販売が行えるのが魅力です。毎週来てくれる消費者の方とコミュニケーションを取りながら、農作物を販売できるのは、軽トラ市ひいては宮寺農業塾ならではの取り組みだからだと思います。こうして生まれる地域との絆は、これからも大切にしていきたいですね。
今後は「いつまでも健康で、自分の出来る範囲で美味しい農産物を作っていく」をモットーに、消費者の方に喜ばれる農作物づくりを続けていきたいと思います。