JAいるま野広報 2017年3月号 No.251
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地域だより東部 武蔵野の開拓で知られる三芳の歴史「拓く」をテーマに三芳町の礎を築いた開拓農民の苦難の歴史が分かります。昔の文化に触れられる土曜体験イベントも開催されています。 入間郡三芳町竹間沢にある三芳町立歴史民俗資料館は、歴史と自然を学習するカルチャーゾーンとして始まり、約3万年前の旧石器時代から近代までの生活と歴史が辿れる資料館です。9月第4土曜日は資料館まつりも行われ、郷土芸能の里神楽とお囃子も上演されます。 資料館敷地内に移築復元され内部公開している旧池上家住宅は、約140年前に建築された大型の茅葺民家です。現在、屋根差し茅工事の為、平成29年3月14日(火)から再公開予定となっています。三芳町立歴史民俗資料館と旧池上家住宅大井戸跡(復元大井戸) ふじみ野市の弁天の森は、大井弁天として親しまれ「大井清水弁財天」の森として残されています。江戸時代初期に上野不忍池の弁天様を分霊したものと云われ、弁天堂の前の池にはきれいな清水が湧き、最盛期の明治中期には、縁日ごとに露店が並び、遠近からの参拝者で賑わっていたと言われています。 現在は、隣接する東原親水公園とともに、春は桜が綺麗に咲く有数のお花見スポットとして、多くの花見客で賑わいます。 旧「大井町」(現在は大井町と上福岡市が合併してふじみ野市となっています)の町名の由来となった井戸で、平安時代に掘られたと推定されています。昭和50年の発掘調査で確認され、南北に長い惰円形(長軸1・8m×短軸1・5m)で、現地表面から約3m下の立川砂礫層を掘り込んで、粘土層に達していました。底部の石組みだけは当時の状態のまま残っており、砂川堀改修に伴い、当初の位置より北側に中心部が復元・保存されています。弁天の森19「いるま野」2017年 3月号

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