JAいるま野広報 2016年12月号 No.248
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営農情報 本年の水稲の作柄に関しては次のとおりです。1 作況指数(9月15日現在) 関東農政局が発表した埼玉県西部の作況指数は、「平年並み」の101でした。関東全体、埼玉県全体でも101でした。2 水稲の生育経過(1)田植え~中干し 5月から6月にかけては、気温が平年よりも高めに経過したため、活着も良く、順調な生育になりました。(2)中干し~出穂期 梅雨入り後も、天候に恵まれ、生育は順調に進みました。しかし、幼穂形成期にあたる7月下旬には平年、及び昨年より低い気温となり、生育は足踏み状態となりました。そのため、昨年より4~5日遅れて出穂期を迎えました。(3)出穂期~収穫期 8~9月にかけては、台風の接近、上陸に加え、秋雨前線の影響から、対平年比で降水量が162%(614㎜)、日照時間が83%(252・5時間)となりました。これにより、稲の登熟はやや抑えられる結果となりました。 本年の水稲の生育状況をまとめると、出穂期までは順調に生育していたため、穂数、もみ数については多い傾向にありましたが、登熟が抑えられたため、平年並みの結果となりました。(4)病害虫 ヒメトビウンカが媒介する縞葉枯病は6月下旬から発生が確認され、抵抗性のない品種においては、被害が散見されました。また、いもち病に関しては、7月下旬、8月下旬といった気温がやや低い時期には発生が見られました。(5)障害等 極端な高温も少なかったため、白未熟粒、胴割れ等に関しても少ない傾向でした。その一方で、台風の影響から、一部でなびき倒伏の発生が見られました。3 次年度に向けて 収穫が終わったほ場の稲わら等は早めにすき込み、腐熟促進を心がけてください。その際に、土壌改良資材を併用することも、土づくりには効果的です。麦類のは種について1 播種について播種期:11月中~下旬種子消毒�:コムギなまぐさ黒穂病等の防止のため、必ず行って下さい。は種量:さとのそら 5~7㎏ ハナマンテン 5~6㎏は種深:2~3㎝鎮 圧:出芽や除草剤の効果を安定させるため、ローラ等で鎮圧します。2 明きょの設置 湿害の回避のために、ほ場周囲及びほ場内5~10m間隔で排水溝を作ります。は種後速やかに行い、遅くとも茎立ちまでに設置しましょう。3 雑草防除 は種後、土壌処理剤を散布しましょう。カラスノエンドウにガレース乳剤、ネズミムギにムギレンジャー乳剤が効果的。※農薬使用の際は、必ず使用農薬のラベルを確認しましょう。川越農林振興センター 技術普及担当 049(242)1804平成28年産水稲のまとめ5101520253035平年値H28H27534月第1535月第1536月第1537月第1538月第1539月第15310月第1気 温(℃)時期(6半旬)2016年 平均気温08「いるま野」2016年 12月号
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