JAいるま野広報 2016年12月号 No.248
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特集★★JAいるま野野菜一元共販連絡協議会さといも部会 清水 剛 部会長 さといも部会は430名の生産者が所属しています。 JA管内のサトイモは県下1位の生産量を誇っており、一人ひとりの生産者がサトイモに愛情を注ぎ、プライドを持って栽培に励んでいます。他の産地と差別化を図るため、選果選別についても一つひとつ選別をおこなっています。 今年の夏は猛暑日が続き、品質が心配されましたが出来は例年以上に品質、収量とも良く自信を持って出荷しています。 是非、管内で生産されているサトイモを知っていただき、皆さんに煮物や正月料理で美味しく召し上がっていただきたいと思います。 秋本番とともに旬の農産物の出荷も始まりました。露地野菜ではサトイモ、特産品ではユズ。今月号は身近にある産地にスポットをあてご紹介します。旬を迎えたいるま野の サトイモ・ユズ サトイモはいるま野管内全域で栽培されています。本格的にサトイモの普及に取り組んだのは昭和40年代。現在の主力品種である「土垂」「蓮葉」のもととなるサトイモを導入したことが始まりでした。埼玉県は産出額が全国第1位、管内の栽培面積は約157ヘクタールとなっており、狭山・所沢・川越地域が主力産地となっています。出荷時期は10月から翌年3月までで、冬場でも貯蔵出荷することにより安定供給に繋げています。いるま野産のサトイモは「ねっとり感」「いもの白さ」「食味」が最大の特徴で、この特徴が大きく評価され、都内の料亭でも利用されています。 さらなる品質向上を図ることを目的に埼玉県さといも協議会共進会へも参加し、上位入賞者となった部会員の栽培方法を会員間で共有することにより、栽培技術の向上と平準化を図っています。 サトイモは低カロリーで食物繊維が多く含まれていることからダイエット食としても人気があります。 今後のさらなる消費拡大に向けて商品化された「サトイモコロッケ」は、その新たな食味に人気が集まっています。第2回さといも協議会共進会サトイモ04「いるま野」2016年 12月号

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