JAいるま野広報 2016年12月号 No.248
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安心・安全、そして何よりもおいしい狭山茶の伝統を守っていきたいと思います。入間市 根岸 中島 克典 さんお茶で人と人をつなぐ絆に 我が家では戦前から茶の栽培を始め、戦後から本格的に取り組み、私で3代目になります。高校を卒業後、農業技術習得の為に、静岡県島田市にある茶業試験場で2年間の研修後に就農しました。 経営面積は約2ヘクタール。主な品種は「やぶきた」、「さやまかおり」「ふくみどり」です。栽培から販売までを手掛け、現在は製茶技術向上の為に、11月に実施される全国手もみ茶振興会主催の「手揉み茶技術検定試験」に向けて訓練中です。 製茶過程で最も気を使う点は、生葉の鮮度です。摘んだ葉の鮮度を落とさないように蒸すようにしています。抽象的ですが「ほっと一息」つけるような、お茶づくりを目指しています。 現在は、来年3月に開催予定の小学生向けのイベント「T–1(ティーワン)グランプリ」の開催に向けて取り組んでいます。お茶のPR活動が実り、朝、昼、晩と急須で淹れたお茶を飲む家庭が増えると嬉しいです。茶園で茶葉の様子を見る中島さんほっと一息つけるお茶づくりを目指します茶工場で「まわしぶるい※」をする中島さん※「まわしぶるい」:お茶の仕上げ作業において、篩(ふるい)を使ってお茶を選別する方法10「いるま野」2016年 12月号人彩耕のCULTIVATIONPeople

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