JAいるま野広報 2016年10月号 No.246
8/20

営農情報写真2 シロイチモジヨトウ幼虫写真1ネギアザミウマの食害痕写真3 白絹病表 埼玉県ねぎ施肥基準(単位㎏/10a)作型窒素リン酸カリ秋冬どり基肥585追肥151515合計202320春どり基肥000追肥181818合計181818 ねぎ栽培における定植後の主な管理等について、以下に紹介します。1 施肥管理 施肥基準(表)を参考に緩効性肥料を中心に施用します。追肥は葉色を見ながら量を調節し、土寄せ時に併せて5~6回に分けて施用します。2 土寄せ作業(根深ねぎ) 高温乾燥期や厳寒期は避けて、葉鞘径が+3㎜位肥大したタイミングで土寄せします。 1回の土寄せは5~7㎝程度、本葉4~5枚確保し、首元まで寄せないことが大切です。 収穫までに5~6回程度実施し、軟白部を確保します。最終の土寄せは、葉鞘径が25㎜の時に行うのが理想的です。3 主な病害虫防除①ネギアザミウマ 成虫や幼虫が葉身を食害し、その痕がカスリ状に色が抜けて白くなります(写真1)。高温乾燥条件で多発します。ほ場周辺の除草を行うとともに、薬剤による防除を実施しましょう。②シロイチモジヨトウ(写真2) 幼虫が葉身内に侵入し、内側から葉肉だけを食害するので、葉身が白く表皮だけになります。卵塊や初期の被害葉を見つけたら速やかに処分しましょう。中齢以降の幼虫は薬剤に対して強くなるので、早期発見と早期防除に努めましょう。③白絹病 株元付近が淡褐色の水浸状になり、葉鞘に白色の菌糸が発生し、その後菌核を形成します(写真3)。下葉が黄化し、激発すると腐敗倒伏します。高温多湿で発生しやすいので、排水対策を実施し、発病株は速やかに除去し、薬剤処理をしましょう。写真提供:埼玉県病害虫防除所・HP埼玉の農作物病害虫写真集川越農林振興センター技術普及担当 049(242)1804 平成二十九年度入学生の募集を左記により開始します。同校では、農業及び関連産業の担い手としての実践力を養うため、生産から加工、流通、販売、消費まで一貫した学習を行います。また、二年課程と一年課程があり、各種資格・免許取得の機会があります。加えて、通学困難な方は寮に入ることもできます。 なお、大学校は平成27年に熊谷市樋春2010に移りました。試験日程一般入試 平成28年12月2日出願期間 11月8日 ~18日 推薦入試もあります。 ホームページでも願書や募集案内の入手が可能です。http://www.pref.saitama.lg.jp/soshiki/k31/問合わせ先農業大学校 入試担当 048(501)6845川越農林振興センター 新規就農担当 049(242)1804ねぎの定植後管理について08「いるま野」2016年 10月号埼玉県農業大学校学生募集

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です