JAいるま野広報 2016年8月号 No.244
8/20

営農情報川越農林振興センター 農業支援部☎〇四九(二四二)一八〇四経済産業省パンフレット(電気さくの正しい設置方法)より抜粋 野生動物による農産物被害は、全国で二百億円にのぼり、農業生産の脅威となっています。しかし、近年は、電気さく等の技術が向上し、獣害を防ぐことが可能になりました。一方、電気さくは正しい方法に沿った利用をしないと、思わぬ事故を起こすことになります。 今回は、上手に電気さくで被害を防ぐ方法と正しい利用方法を説明します。○電気さくの上手な利用方法 ポイントを守って効果のある電気さく設置をしましょう。 (1)被害が出る前に設置! 一度でも食べさせると、動物は執着し、電気さくがあっても、入って食べようとします。 (2)設置した日に必ず通電! 電気さくを初めて設置した時だけ、動物は鼻などを通電線にあてて確認するので感電します。それを逃すと効果がなくなります。(3)収穫終了後も、電気さくを 片付けるまで24時間通電! 「収穫物がないから」と通電していないと、電気さくに慣れて次作で効果がなくなる場合があります。 (4)昼間も通電する! 動物は明け方や夕方でも動きます。昼夜切り替えスイッチを入れると薄暗い時に侵入される事があります。(5)雑草管理はこまめに行う! 草が絡まり漏電すると電気ショックが弱くなり、電気さくの効果がなくなります。栽培しているカボチャなどのツルや葉でも、漏電する場合があります。(6)電気さくの通電線の間隔は マニュアル通りに! 通電線の間隔は、数センチ広がるだけで効果がなくなります。設置の際はマニュアル通りの間隔にしましょう。○電気さくの正しい利用方法 下の絵を参考に正しく設置してください。詳しくは、農林水産省ホームページを御覧ください。正しく電気さくを利用して獣害被害を防ぎましょう!08「いるま野」2016年 8月号

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です