JAいるま野広報 2016年5月号 No.241
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08営農情報川越農林振興センター 農業支援部☎〇四九(二四二)一八〇四 本年も田植えの時期となりました。 次のことを参考にしながら、実り多き秋に向けて事前に準備しましょう。1 田植前の管理 育苗後期から田植期は、気温の変化が大きい時期になります。育苗の温度管理に注意するとともに、早めに本田の準備を行ってください。①ムレ苗等の生理障害が発生した苗でも、田植をすれば回復することが多いので、速やかに田植をしてください。田植までに時間がある場合は、農協等関係機関に相談してください。②除草剤は初中期一発剤を施用すると便利ですが、ほ場条件(水持ちが悪い等)によっては体系防除を行うことが必要です。 平成25年以降、田植前に除草剤(初期剤)を使用する場合は、田植え7日前までとなっていますので、施用時期には十分気をつけてください。③病害虫防除のために、田植時に箱施用剤を使用しましょう。 使用薬剤は表1を参考にしてください。2 田植後の管理①分げつ期の追肥やつなぎ肥などの中間追肥については、コシヒカリなどの倒れやすい品種は原則として追肥しないようにご注意ください。 作業都合で基肥ができず、田植え直後の生育初期に追肥(活着肥)を行う予定の水田では、生育状況に応じて施用してください。②除草剤は表2を参考にしてください。雑草や水田の状態によって剤を決めましょう。③一発除草剤を使用する時は、田面が水面より出ないよう3日間は湛水状態に保ちましょう。④水持ちの良くない水田では、初期剤→中期剤(場合によっては後期剤も施用する)といった体系防除を行いましょう。※農薬を使用する際には、ラベル等の「使用上の注意事項(使用回数・濃度・収穫前使用日数等)」を必ず熟読し、厳守すること。田植前後の管理表1 箱施用剤例農薬名使用量使用時期対象病害虫ルーチンアドスピノ50g/箱播種時~移植当日イネツトムシ,ウンカ,ヨコバイ,ニカメイチュウ,いもち病等ツインターボフェルテラ50g/箱播種時~移植当日イネツトムシ,ウンカ,ヨコバイ,ニカメイチュウ,いもち病等嵐ダントツ50g/箱移植3日前~移植当日ウンカ,イネミズゾウムシ,いもち病等表2 除草剤例薬剤名使用時期初中期一発剤コメット1キロ粒剤移植直後からノビエ2.5葉期ただし移植後30日までコメットジャンボ剤移植後5日からノビエ2.5葉期ただし移植後30日までヤイバ豆つぶ250移植後3日からノビエ2.5葉期ただし移植後30日までシリウスターボジャンボ剤移植後5日からノビエ2.5葉期ただし移植後30日まで後期剤クリンチャーバスME液剤移植後15日からノビエ5葉期ただし収穫50日前まで「いるま野」2016年5月号

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