JAいるま野 広報誌 2025.11|No.353
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農産物の価格転嫁について亀田組合長:近年、食の重要性に対する世論が高まり、社会全体が農業に関心を寄せる機会が多くなっていますが、農産物の価格転嫁などについては今なお多くの課題を抱えています。この課題について、どのようにお考えでしょうか。東野議員:私も一生産者として、農産物の価格転嫁の難しさについては、身をもって感じています。こうした課題について大切なのは、「実効性のある法案(仕組み)づくり」そして「食料安全保障における消費者理解の醸成」を合わせて考えることだと思います。食料システム法にも謳うわれているように「合理的な費用を考慮した価格形成」については、食料安全保障において重要な事柄です。「汗をかいた分、農産物が適正な評価をされ、持続可能な価格で還元される」このような仕組みが出来上がれば、農業が抱える最重要課題た「いるま野」2025.1102 今年7月に行われた参議院議員通常選挙で初の当選を果たした東野ひでき議員。「令和の米騒動」に象徴されるように農産物の価格転嫁や担い手問題など現在の農業を取り巻く情勢は厳しく、多くの組合員は不安を抱えています。 こうした中、JAでは組合員の皆さまにより良く農業に取り組んでもらうために、東野議員をお招きし、現在の農業が抱える諸問題について対談を行いました。 今号の特集では、対談の様子を分かりやすくまとめてご紹介いたします。参議院議員 東野ひできJAいるま野 代表理事組合長 亀田康好JAいるま野×亀田康好組合長「東野ひでき議員に問う農業が抱える諸問題について」参議院議員東野ひでき議員

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