ほじょう「国見」の収穫をする安藤会長講演を行う鈴木特任教授講演を行う北沢さんJAirumano News 県内有数の栗産地、日高市で9月19日、栗の収穫が最盛期を迎えました。JA日高栗選果場で選果した栗は契約業者やJA農産物直売所などで販売されています。 JA日高栗出荷部会には129人が所属。早生品種の「国見」や、栗の王様と呼ばれている「利平」などを栽培しています。 JA高麗川マロン研究会では毎年恒例となっているブランド栗「高麗川マロン」の販売会を、今年は9月14日からJA日高支店駐車場で行うなど、栗の振興に力を入れています。 同研究会の安藤俊吾会長は「素材を生かしたゆで栗や、渋皮煮などにして秋の味覚を堪能してほしい」と話しました。 JAいるま野農政対策協議会は9月1日、川越市のJA本店で通常総会を開催し、東京大学大学院の鈴木宣弘特任教授を講師に「コメ騒動の深層と今後の農政」について講演を行いました。 当日は令和の米騒動の根本的な問題や現在の食料自給率に係る米の諸問題について講演。鈴木特任教授は「消費者と生産者双方が持続できるように、最低限の生産者米価を補償する政策を打ち出すことが不可欠だ」と訴えました。 JAの亀田康好組合長は「米に係る諸問題について分かりやすく説明いただいた。JAとしても組合員が安心して米を生産できるよう取り組んでいきたい」と話しました。 三富地域農業振興協議会は9月6日、ふじみ野市立産業文化センターで「農」と里山シンポジウムを開催しました。 一般社団法人「東京都農業会議」の元事務局長の北沢俊春さんが「農業の未来をひらく援農ボランティアの役割」をテーマに講演し、三富地域では受入側の裾野を広げ、援農者自身が地域農業を支えているという誇りを持ってもらうことの重要性について説明しました。 また、パネルディスカッションでは、北沢さんが有識者と「三富地域援農ボランティアの未来を考える」をテーマに受入側と援農者の両者から見た援農ボランティアの魅力などについて意見を交わしました。多彩な作品が並んだ作品展「ぼく・わたしの三富新田!」 三芳町で9月から10月上旬まで、伝統農法「武蔵野の落ち葉堆肥農法」を続ける「三富新田」をモチーフにした作品展「ぼく・わたしの三富新田!」が開かれました。 夏休みの自由研究として同町の小学生から作品を募集し、場で収穫されたサツマイモを描いた絵三富新田の風景や圃画、平地林が織りなす独特の景観をかたどったジオラマなど87点が展示されました。 同町の職員は「児童が成長し『三芳町とは?』と聞かれたとき『武蔵野の落ち葉堆肥農法が息づく町』と答えることができるよう、今後も町では伝統農法を後世に残すための活動に取り組んでいきたい」と話しました。11「いるま野」2025.11循環型農業の保全に向けて第15回「農」と里山シンポジウム開催児童の多彩な作品が並ぶ三芳町で三富新田作品展を開催日高市の特産の栗収穫最盛期!農政対策協議会で東京大学特任教授が米騒動について講演
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