12の声し みずてつ ぞうこ まつひろ ゆきうえ たけかず ひさおお さわかず きふじ いみつ きひ ぐらしよし あきもり たやす ひろ①令和4年~幸手市農業後継者部会副代表、令和5年~幸手市稲作研究会会長、令和7年~幸手市有機農業推進協議会 会長②米 30㌶ 私たち稲作農家は、気候変動や担い手不足など生産環境が厳しさを増す中でも、安全・安心でおいしいお米を消費者の皆さまに届ける責任を胸に、日々努力を重ねています。自然と向き合う営みは決して容易ではありませんが、皆さま ②イチゴ、露地野菜 約1㌶ 私が県の委員長になった頃にちょうどコロナウイルスが流行り出して、米の減反が叫ばれ、そして今、米価をめぐって混乱が続いています。良く言えば、今まで農業に関心のなかった人がこちらを気にし始めたとも言えます。ただ、赤字なら辞めればいいのに、と思われているのは、悲しいです。私たちは消費者の食を守っている、農地を守っているのだと自覚する必要があるし、営農の手を止めるわけにはいかないのです。 若い人が魅力を感じるような、尊敬できるような“かっこいい”農家でありたいと考えています。農家が元気で頑張ればJA職員もやりがいが出て、お互いにとっていい関係①令和3年~JA越谷市園芸部部長②コマツナ 約10㌶、カリフラワー 約20㌃ 肥料・農薬・資材の価格や人件費が高騰する中、野菜の値段は上がってきていません。主要品目のコマツナは一年を通して市場へ契約出荷をしていますが、近年の異常気象による影響も大きく、契約出荷数量を確保することに大変苦労しています。そんな中、繁忙時期に栽培が上手く回せた時や、出荷先(学校給食)や知人から野菜の出来栄えを褒められた時、おいしかったと言われた時にやりがいを感じています。消費者の方には、一年通して野菜を買えるありがたさや苦労を知ってもらい、価格面にそのものです。 今年は7月末から雨が少なく水の確保に苦労しましたが、香り豊かで甘みがあり、もっちりとしたお米に仕上がるよう全力を注ぎました。ぜひ新米を味わっていただき、日本の農業を支えてくださると嬉しいです。①令和5年~JA南彩理事・JA南彩アグリスト(青年部)所属令和7年~埼玉県果実連合会副会長②梨 約1㌶ 近年の異常気象による猛暑や、資材・肥料の価格高騰など厳しい環境が続いていますが、丹精込めて育てた梨を“待っていました”と声をかけていただけることが、何よりの励みです。栽培には一つ一つこだわりを持ち、品質の高い梨をお届けできるよう日々工夫を重ね、愛情を注いでいます。農業は苦労も多いですが、消費者の皆さまに喜んでいただける瞬間に大きなやりがいを感じます。国産農産物を選んでいただくことが、私たち農家の力となり、地域の農業を守ることにつながります。国消国産の輪が広がることを願い、これからも誇りをもって梨づくりに励んでまいります。 ①令和2年~JAさいたま農業後継者理事令和3年~5年 JA埼玉県青年部協議会委員長おいてもご理解いただけると嬉しいです。になると思います。①令和7年~JAあさか野青年部部長、 新座市農業委員会委員所属②サトイモ、ニンジン、ホウレンソウなど 正直、農業は好きじゃないと続けられない、安定とは程遠い職業、というのが本音です。天候との戦いを乗り越え、やっと収穫した作物が、市場の価格変動によって二束三文にしかならないこともあり、経費を引くとほとんど手元に残らない悔しさがあります。 一番は、安定した価格で買い取ってもらえること。そして、普段皆さんが食べている農作物ひとつひとつに、生産者の多くの苦労が詰まっていることを知っていただけたら嬉しいです。①令和5年~ JAほくさい監事・ 行田豆吉クラブ代表②米 約25㌶、小麦 約10㌶ ビール大麦 約11㌶ 行田在来枝豆「さきたまめ」約25㌃ 義父が高齢になったため、JAを退職し専業農家になりました。育苗や田植えは重労働で、猛暑下の除草や追肥は体力勝負です。大変な作業ですが、消費者においしいお米を届け、日本の食卓を守っているという誇りもあります。最近の米価格の高騰は私も驚いていますが、適正価格を考える良い機会だとも思っています。また「さきたまめ」は、仲間と土づくりや肥料などの情報交換をしながら品質向上に努めています。これからも、国消国産を旗印に「さきたまめ」を後世につなぐことに尽力します。の「おいしい」の声が何よりの励みです。 豊かな田園風景と食文化を次世代へつなぐため、地域の担い手としての誇りを持ち、一粒一粒に心を込めて農業に取り組んでいます。①令和元年~吉川米の会会長 令和3年~JAクラブ副会長②米 約130㌶、ナマズ養殖 農業を続けることは決して楽ではありませんが、「おいしいお米を届けたい」という想いが私たちの原動力です。吉川市では特別栽培米を「吉川のしずく」としてブランド化し、圃場ごとに測った食味値が80以上のお米だけを選んでいます。標準が65とされる中で、この数値は品質への自信清水 徹三さん(52)して厳しい上に、消費者が農業やにあるとは言えない。今回の特集ッセージを紹介する。農業の“今”てもらいたい。小松 裕幸さん(55)日暮 美明さん(55)植竹 一寿さん(55)大澤 一樹さん(49)藤井 光樹さん(42)森田 泰弘さん(54)新座市あたご行田市荒木 (株)ノムラファーム 吉川市三輪野江農事組合法人 吉川受託協会幸手市天神島 合同会社Enoki Rice 久喜市菖蒲町上大崎 梨の大澤農園越谷市小曽川フジイ園芸さいたま市見沼区JA埼玉みずほJAあさか野JAほくさいJA南彩JA越谷市JAさいたまJAさいかつ役歴・所属栽培品目・面積
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