JAいるま野 広報誌 2025.10|No.352
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も「いるま野」2025.10チャかいせつ 狭山茶の主産地として知られる入間市、所沢市、狭山市は7月下旬に、三重県鈴鹿市、奈良県生駒市と共創して、大阪・関西万博のEXPOメッセ「WASSE」で日本茶の魅力をPRするブースを出展しました。 出展ブース「TEA Journey~日本茶の文化と風味を楽しむ~」は、「茶の文化に触れ、茶を味わい、五感で楽しんでもらう」をコンセプトに企画され、手揉み茶の実演や狭山茶と鈴鹿茶の飲み比べ体験、所沢市による ンパンタワー」の披露などが行われ、会場は多くの人「茶で賑わいました。 来場者は「日本茶の伝統を感じられて良かった。これからも茶の魅力を世界に発信してほしい」と話しました。 JAいるま野は8月8日、東京都の首相官邸を訪問し、石破茂首相に国内農業が抱える課題などについて要望を行いました。 要望は「再生産可能な国内農産物の適正価格の形成」や「国内農業に対する消費者の理解醸成」、「持続的な国内農業の実現」など、農業者の現状を踏まえた課題について意見を述べました。 当日は意見交換に加え、JAの亀田康好組合長が、大阪・関西万博にも出展されたJA管内特産の「狭山茶」や、越生町の梅干し「魁雪」、市場にブランド品として定着しているエダマメの「いるまめ」を贈呈し、地域特産物の魅力をPRしました。 亀田組合長は「近年の農産物の価格高騰や米騒動など農家が抱える課題は多い。消費者が国内農産物を守ろうという意識が芽生えるよう政府として取り組んでいただきたい」と話しました。来場者に手揉み茶を実演する生産者石破首相㊧に特産物を手渡す亀田組合長 JAは7月末から9月にかけて、水稲の収量および品質低下をもたらすイネカメムシ対策を目的に、ドローンによる広域防除を実施しました。 今年は約600戸から管内の水田面積の3割にあたる約850㌶の防除を受託。ドローンでの作業時間は10㌃あたり1分ほどで、農作業の省力化やコスト削減、安定生産に寄与します。 JA担当者は「JA管内の農家が安定経営できるように取り組んでいきたい。今後も広域防除の体制を整えて米の安定生産につなげていきたい」と話しました。 今後は今年のデータを活用し、品種や作型を考慮した防除なども検討していきます。ドローンによる防除作業JAirumano News09日本茶の魅力を世界へ発信!大阪・関西万博に狭山茶を出展イネカメムシ対策!ドローンによる広域防除実施組合長が首相官邸を訪問石破首相へ農政課題を要望

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