皆さんは「国際協同組合年」という言葉を聞いたことがありますか? 国際協同組合年とは、国連が制定する「国際年」の一つで、平和や安全、食の安全確保といった世界共通の重要な課題について、世界全体が1年間を通して対策や呼びかけを行う年です。今年は2012年に続いて2回目の国際年で、協同組合の社会的・経済的貢献を周知し、その発展を促進することを目的に定めています。 今号の特集では、国際協同組合年の概要について紹介いたします。「いるま野」2025.804協同組合とは? 協同組合は、共通の目的や願いを人々が自発的に集まり、事業を通して、その目的を実現する組織のことです。一人ひとりが持つ力を合わせて助け合う「相互扶助」を基本理念とし、組織のメンバー全員が「出資者」「利用者」「運営者」という役割を持ちます。地域社会への寄与や持続可能な開発目標(SDGs)への貢献など、社会にとって重要な存在となっています。何を行う年なのか? 2025年の国際協同組合年は、協同組合の価値や役割を広く周知し、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向け、取り組みを活性化させる年です。世界全体でイベントやキャンペーンを実施し、協同組合の重要性や公的な役割を発信していきます。JAとの関係性は? JAは、農業者の生活や農業経営を支え、地域社会の発展に寄与することなどを目的に組織された協同組合です。JAも協同組合の一員として、国際協同組合年を契機に、自給率向上や食の安全の確保などの課題に対して力を発揮し、社会貢献するとともに協同組合運動の発展に取り組みます。ここがポイント!国際協同組合年~協同組合はよりよい世界を築きます~国際協同組合年
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