令和6年度の主要な事業活動と成果き取引先の要望を把握した先売り販売を実施し、サトイモの販売金額は前年対比112.6%、ニンジンは前年対比111.2%となり、野菜共販事業をけん引しました。米では、5年連続「特A」を獲得した「彩のきずな」を中心に取引拡大・強化を図り、流通量不足による米価高騰の情勢のなか、各取引先との丁寧な交渉を重ね、いるま野農業協同組合米穀共同計算による有利販売に取り組みました。購買事業については、肥料・農薬等生産資材の価格が高止まりするなか、低価格資材の提案活動を実施した他、農業機械展示会を開催し、需要の高い中古農業機械の情報提供等に努めました。また、「ねっとショップ」の運用と食品(米・茶等)の集中受注センター・集中配送センターを設置し、組合員・利用者の利便性の向上に努めました。加工事業においては、狭山茶の販売拡大を目指し新商品の開発に取り組み、スティックパウダー茶「SAYAMACHAKO」を発売しました。販イアンスの徹底による丁寧かつ誠実な推進活動を実践しました。経営管理面では、透明性ある経営管理体制の強化に努め、財務の質を高める方策を進めた結果、経常利益2,409百万円、当期剰余金1,915百万円の実績を挙げることができました。売面では、県外JA(JAフルーツ山梨)での狭山茶の取り扱いが開始されました。信用・共済事業では、金融環境の変化や組合員ニーズの変化に対し、各種貯蓄運動の実施、ライフプランニング、市場性金融商品等の取り組み強化による預かり資産の安定的な確保に努めるとともに、収益力強化を図るために組合員、利用者のニーズに即した各種ローン等の商品を積極的にPRしました。また、「ひと・いえ・くるま・農業」の総合保障提供の実現に向け、3Q訪問活動・あんしんチェックに加え、スマイルサポーターによる3Qコールの実施により、組合員・契約者との接点強化を図りました。一人ひとりに応じた最適な保障・サービスを提案したことで、顧客満足度向上とコンプラ本組合は、第九次中期3ヶ年計画の最終年度として「農業者の所得増大・農業生産の拡大」「豊かで暮らしやすい地域社会の実現」「協同活動を支える経営基盤の確立」の3つの基本方針を掲げ、人に優しい豊かな地域社会の実現に向けて事業に取り組んで参りました。営農事業面では、生産計画に基づ議長を務めた入間地域総代の吉川光彦さんあいさつをする亀田康好組合長議案の内容を確認する総代ら「いるま野」2025.8 03
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