JAいるま野 広報誌 2025.07|No.349
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目標を決め、真摯に取り組む若手農家清水翔一さん所沢市日比田責任を持って丁寧に農作物を作ることが使命――農業をする中で楽しいと思うことを教えてください。私が農業をする中で楽しいと思うことは「どの時季に何を育て、それをいくらで売るか」という目標を決め、それを達成できたときです。私は量販店などに出荷しているため、育てた農作物が直接、消費者の手に渡ります。だからこそ年間のスケジュールに基づいた栽培や荷造りなど「仕事は責任を持って丁寧に」をモットーにしており、それが消費者や店舗との信頼関係の構築にも繋がっていると思います。そうした努力の末、自分の立てた目標が達成できたときの喜びはひとしおですね。今後は、年間を通して農作物を切らさずに出荷すること、また自分の子ども達が農家を継ぎたいと思ったときに出来る環境を残すことを目標に頑張っていきます。――就農から現在までの状況をお聞かせください。現在は約1・5㌶の面積で、ホウレンソウやエダマメ、ダイコンなどの季節野菜を栽培しており、収穫した農作物は量販店や道の駅などに出荷しています。農家の家系の3代目として就農して8年目になります。幼い頃から農業は身近な存在で、師である父の背中を見ながら、一から農業を学びました。また、出荷の際に父の友人のベテラン農家の方々からもアドバイスを頂き、周りに支えられながら農業をしています。特にエダマメについては、ベテラン農家の方からのアドバイスをきっかけに栽培を始め、今では夏場の主力を担うまでになりました。これからも家族や近隣の農家の方と協力し合いながら、農業に励んでいきたいです。「いるま野」2025.7     06ホウレンソウの収穫作業。手に取る消費者を想って育てています。ダイコンの収穫。一つひとつ丁寧に扱います。

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