なおあきJAirumano News09 JAいるま野管内で、4月上旬にかけて露地栽培の春カブの収穫が最盛期を迎えました。埼玉県はカブの出荷量と収穫量が全国2位。中でもJA管内は主要な産地として知られ、黒ボク土の豊かな土壌で育ったみずみずしさと甘さ、柔らかな食感が特徴です。計画出荷により安定的な出荷量を誇ることや等級選別の厳格化に力を入れていることから市場や量販店からも高い評価を得ています。 同部会の田中健一部会長は「冬場は雨が少なく、水分不足を懸念して散水などの栽培管理をしっかりと行った。定番の漬物以外にも、柔らかな食感を活かした野菜あんかけなど様々な料理で楽しんでほしい」と話しました。 「狭山茶」の主産地の一つ、入間市で4月24日、露地栽培の新茶の茶摘みが始まりました。新芽を摘み取ったのは、同市で「平塚園」を経営する平塚尚吾さん。平塚さんとともに近所の主婦ら約15人が早朝から新芽約120㌔を手で摘み取りました。 新芽は、3月下旬から4月上旬にかけて寒気が強まった影響で生育が遅くなりましたが、その分養分を十分に蓄えたことや適度な雨量があったおかげで品質は良好。例年通りの摘み取りとなりました。 平塚さんは「この時季しか味わえない旬の味と香りを堪能してもらいたい」と話しました。 一番茶は同園や通信販売などで販売しています。「いるま野」2025.6新芽を手摘みする関係者 JA管内で4月から、ビニールハウスで栽培した新茶の初摘みが始まりました。 4月14日、「狭山茶」の主産地の一つ、入間市では髙野茶実夫さんが、近隣の茶農家らと協力して「さやまかおり」の新芽約200㌔を刈り取りました。髙野さんは「今年は芽が良く育ち、品質・収量ともに例年よりも良い。この時季ならではの新茶の香りと味を楽しんでもらえればありがたい」と笑顔で話しました。 4月16日、日高市の「狭山茶 吉野園」では、家族らが協力し、早生品種「山の息吹」の新芽を一つ一つ丁寧に手で摘み取り、当日は約90㌔を収穫しました。同園の吉野道隆さんは「今年は例年よりも重量感のある新芽に育った。この時季ならではの新茶を少しでも多くの方に堪能していただければ幸いだ」と笑顔で話しました。 初摘みした一番茶は、各茶園の自宅店舗や通信販売などでも販売しています。さやまかおりの初摘みをする髙野さん旬のカブを収穫する田中部会長新茶を丁寧に手摘みする吉野さん㊨ら柔らか食感と甘さが特徴!露地栽培の春カブ収穫最盛期旬の味と香りを楽しんで露地で新茶摘み取り新茶シーズンが始まりました!ハウス栽培新茶初摘み
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