ほじょうほじょうJAirumano News10「いるま野」2025.6 JA子会社のいるま野アグリは4月8日、JA管内の主力米「彩のきずな」の種子の鉄コーティング作業を行いました。鉄コーティングした種子は圃場に直播することが可能で、育苗作業が不要になることから資材費などの削減が期待でき、米生産者からの需要は年々高まっています。 同社による鉄コーティング作業は今年度で10年目。今年度は昨年よりも100㌔増の700㌔(約16㌶分)の作業受託がありました。 同社の田中久之課長は「生産者が増え、継続的に生産活動を支援していくためにも、新技術の導入や品質管理に今後も取り組んでいきたい」と話しました。採種圃場でハナマンテンの状態を確認する関係者 JA子会社のいるま野アグリは4月24日、県指定の採種圃場で国産小麦の主要品種「ハナマンテン」の圃場審査を行いました。富士見市内の3.3㌶の圃場には関係者ら18人が集まり、異品種の有無や雑草の状態などを確認しました。今後は2回目の審査と採種に備えていきます。 同品種の採種は、県などからの要請を受けて取り組んでいるもの。指定された生産圃場で10㌃当たり300㌔の収量を確保することで県内全域のハナマンテン生産者への安定供給を目指しています。 同社の田中久之課長は「種まきの時期が寒く、初期発育が遅れたが、4月の暖かな気候のおかげで生育が回復した。今後も栽培管理を徹底していきたい」と話しました。 JAいるま野管内の川越市中老袋で4月18日、極早生品種「五百川」の田植え作業が始まりました。今年度は、同市と富士見市の生産者7人が約9.5㌶の面積で栽培し、約45㌧の収量を見込みます。「五百川」は8月上旬には収穫期を迎え、JA管内で最も早い新米として人気を集めています。 当組合では、2019年度から「五百川」の産地化を目指し、栽培に取り組んでいます。食味は「コシヒカリ」に劣らず、粒が小さいことによる喉ごしの良さや、さっぱりとした食味などが特徴です。 当日は同市の細田和美さんが、約12~15㌢に生育した苗を約1㌶の水田に植え付けました。 細田さんは「ハウス内で育苗を行ったため、例年通り順調に苗が育った。収穫に向けてイネカメムシの防除などを行い栽培管理を徹底していきたい」と話しました。 収穫した米は、JA川越カントリーエレベーターで乾燥・調製後、8月中旬にJA農産物直売所などで販売する予定です。田植え作業に励む細田さん鉄コーティング作業を行ういるま野アグリ社員当日は、マスコミ各社も取材に訪れました作業効率化に尽力水稲種子鉄コーティング実施!栽培管理を徹底!ハナマンテン圃場審査会極早生品種「五百川」田植えスタート!
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