JAいるま野 広報誌 2023.06|No.324
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農業の6次産業化とは経営の安定化」と「農業を楽しくする」という視点で、農産物や地域資2 取り組むためのステップ(1)考え方の整理(2)視点の整理費者が何を求めているのかという視点に留意して、商品開発やPR方法(3)取組手法の選択販売まですべてを実施する単独型施する連携型があります。(図参照)(4)事業の計画づくりト・モノ・カネ」が大切だと言われに」、「どこで」、「いくらで」、「どれくらい」売りたいのかを具体的に考メージやキーワードなどを書き出してみることから始め、徐々に考えを3 取り組みへの支援 「農業の6次産業化」とは、農業者(1次産業)自らが、生産した農産物を使い、加工や食品製造(2次産業)、流通・販売など(3次産業)全てを手掛ける、あるいは他業者との連携も含めて積極的に係わることで、経営を多角化する取り組みです。1×2×3=6から、6次産業化とよばれています。皆さんも、日頃から考えているいろいろなアイデアを活かして「農業源を活用した6次産業化にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。6次産業化に取り組むためには、まず、事業者(経営者)として、日頃感じている改善のヒントや自ら思い描く構想を絞り込み、具体的なプランを形作り、収支予測による資金計画も含めて事業の計画を立てることが必要です。生産者から事業者へと頭を切り換え、提供する商品への責任も意識して取り組むことが大切です。6次産業化に取り組む場合は、消点を持つことが重要です。「農業者の視点」、「お客様の視点」、「女性の視点」、「地域の視点」など様々な視を検討しましょう。取組手法には、農業者が生産からと、2次・3次産業者と連携して実事業の内容や目指す方向性に合わせて取組手法を選び、計画づくりや準備を進めてください。特に連携型においては、どの部分を連携して行うのか、信頼できるパートナー探しが成功の鍵にもなります。具体的な計画を立てる際には、「ヒ         ています。まず、自分(経営)の現状分析を行い、「強み」や「弱み」、経営資源などについてリストアップし、「ヒト・モノ・カネ」の3点について判断・整理を行いましょう。新たに作る商品を、「どのような人え、5年後、10年後の目標や姿を描き、行動のプランづくりを進めます。難しく考えずに、まずは思いつくイ整理していきましょう。そして、事業を行うために必要な物や知識、準備事項などを明確にして、事業の内容、具体的な計画、資金計画を盛り込んだ事業計画書を作成し、計画を実行に移していきます。埼玉県では、各農林振興センターに「埼玉県農山漁村発イノベーション(6次産業化)サポートセンター」を設置し、6次産業化に取り組もうとする方や発展させていこうとする方を総合的にサポートしています。構想の検討からお手伝いをいたしますので、支援を希望される方や詳細について知りたい方は、川越農林振興センター農業支援部までお問い合わせください。TEL:049(242)18041 07【本ページに関する問い合わせ】川越農林振興センター 農業支援部 ☎049-242-1804図 6次産業化の取組手法農業の6次産業化に取り組んでみませんか?

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