JAいるま野 広報誌 2023.03|No.321
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剪定方法を説明する農林振興センターの松葉口課長落ち葉掃きに熱中する参加者(三芳町)堆肥場の落ち葉を肌で感じる参加者(所沢市)原木しいたけを収穫する参加者 JA日高栗出荷部会は1月11日、同部会役員の浅野與市場で栗の剪定講習会を開き、部員58人が参加しまさんの圃した。講習会では、大粒な栗の生産と収量増を目指し、浅野さんと県農林振興センターの松葉口修課長が講師を務め、今年度の生育状況を踏まえたうえでの剪定のポイントや、病害虫防除などを説明した後、松葉口課長が実際に剪定し説明しました。 浅野さんは「高齢の栗農家が多いため、2年枝を中心に使う主幹形栽培(埼玉方式)で栽培した方が剪定時間も大幅に短縮できる他、大粒の栗を生産できる。この講習会を機に、より良質な栗を生産したい」と話しました。09 JA管内を中心とした三富地域(川越市、所沢市、狭山市、ふじみ野市、三芳町)で江戸時代から続く伝統農法の「武蔵野の落ち葉堆肥農法」への理解を深めることを目的に落ち葉掃きの体験が実施されました。 1月7日には、三芳町の多福寺の平地林で行われ、県内外から159人が参加しました。「三芳町川越いも振興会」会員による落ち葉の籠詰め方法や熊手の使い方について説明があった後、1時間ほどかけて56籠の落ち葉を集めました。 また29日には、所沢市下富にある「三富江戸農法の会」の横山進会長の平地林で「三富地域農業振興協議会」が主催の第10回三富千人くず(落ち葉)掃き大会が開催され、地域住民ら110人が参加しました。2時間ほどかけて作業した後、集められた落ち葉の堆肥場を見学し、伝統農法を肌で感じたことで、地域農業への理解を深めました。集められた落ち葉は、農家のもとで2年ほどかけて発酵させてから圃ほじょう  ほじょう   JAは1月28日、JA共済連埼玉県本部の地域・農業活性化積立金を活用し、「いちご狩りと原木しいたけ収穫体験ドライブツアー」を開きました。准組合員を対象に、農業を知ってもらい地域農業の応援団になってもらうことが目的。農協観光埼玉エリアセンターと連携して、コロナ禍でも密を避け農業収穫体験ができるドライブプランです。 抽選で選ばれた25人は、所沢市でいちご狩りと原木しいたけの収穫体験を満喫した後、JA農産物直売所「あぐれっしゅふじみ野」で新鮮な農産物を買い物し地元野菜を使用した特製弁当も受け取りJA管内の農産物を堪能しました。場にすき込まれ、堆肥として活用されます。  JAirumano NewsJA日高栗出荷部会良質な栗栽培を目指して剪定講習会収穫体験ドライブツアー准組合員がいちごと原木しいたけを満喫!伝統農法を身近に地域住民が落ち葉掃きを体験!

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