JAいるま野 広報誌 2023.02|No.320
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農業女子は都内出身販路拡大に向けて取り組む努力家理想とのギャップそして出会った目標となる農園約50㌃の面積でホウレンソウやピー冬の寒さが身に染みる12月下旬、入間市宮寺の圃ほう場で悴む手を温めながら黙々と作業に勤しんでいるのは、今回の主人公である岡田茜さん。2021年9月に新規就農したばかりの若手農業女子です。現在はマン、オクラなど7品目の季節野菜を栽培しています。栽培した野菜は量販店を中心に出荷されるほか、入間市が主催するイベントなどでも販売され人気を博しています。「自分が更に安定的に多品目の野菜を栽培できるようになったら、ネット販売をすることも考えています。もちろんJA入間農産物直売所にも出荷をしたいと思っています!」そう意気込む岡田さんからは確かな熱意が伝わってきます。実は、農業とは縁遠い都・・内の一般家庭で育ったという岡田さん。東京農業大学に進学後、当時行っていた農業ボランティアでの農作業の手伝いを通して「いつかは自分で独立して農業をやりたい」という想いが芽じょ生えたと言います。そんな彼女は何故、入間市で農業を始めたのでしょうか…。同大学を卒業後、本格的に農業を学ぶために上尾市にある大手農業法人に就職した岡田さん。しかし、そこで待っていたのは大手農業法人ならではの苦悩でした。「就職してからは、栽培管理の基礎は学ぶことはできました。ですが、大規模だったため仕事が細分化されており、いずれ独立を考えていた私にとって、一連の栽培工程を学ぶという意味では少し違う環境だったかもしれません…。」同農業法人で2年間学んだ後に、    各地を回りました。その中で自分が岡田さんは「次に学ぶ就職先の土地で就農する」という決意を胸に全国学ぶ先として「一連の栽培工程が学べる規模の法人であること」・「多品目の野菜を栽培していること」・「都内出身の自分に合う風土の関東圏内であること」が必須だと感じ、1年 飛躍を目指す農業女子!(31歳)04入間市 宮寺岡田 茜さん将来の目標を叶えるために邁進中、努力を重ねる農業女子

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